日本車屈指の色香! マツダRX-7で1500km(1) ロータリーターボでバイオ燃料を燃やす

公開 : 2024.10.19 17:45

淀みなくパワーを生み出すロータリーターボ

高速道路のM1号線へ合流。グレートブリテン島の真ん中、シェフィールドの街で2度目の給油をする。バイオ燃料のドラム缶を載せたサステイン社のサポート車両が、RX-7を追走してくれている。

ドラム缶からの給油時間は、一般的なガソリンスタンドと殆ど変わらない。うっかりこぼした時に備えて、養生マットを敷く手間はあるけれど。人間もエネルギーを補給し、最初の夜を明かした。

マツダRX-7(FD型/1992年式/英国仕様)
マツダRX-7(FD型/1992年式/英国仕様)

翌日、目指すのはグレートブリテン島西部にあるウィンダミア・ボート・レーシングクラブ。このクラブが管理するボートの数隻は、バイオ燃料で航行しているらしい。

高速道路のM6号線で北上。国道A685号線へ降り、ルーン渓谷の道へ飛び込む。ロータリーターボが淀みなくパワーを生み出し、グリップを活かして鋭く旋回。滑らかなアスファルトが敷かれた日本の峠とは異なるが、素晴らしく楽しい。

凹凸を越えると、テールが稀にきしむ。ボディの負担を考え、程なくペースを落とした。シェフィールドからウィンダミア湖までなら、RX-7でも給油の必要はなかった。

この続きは、マツダRX-7で1500km(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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