AMG、5.5ℓV8エンジンは10年以内に生産終了
公開 : 2015.01.21 22:20 更新 : 2017.06.01 02:11
メルセデス-AMGの5.5ℓツインターボV8ユニットが、順次新型の4.0ℓツインターボV8ユニットに変更されていくことになる。既に、SLSに代わって登場するメルセデス-AMG GTがその第一号となることが決定している。メルセデス-AMGの5.5ℓツインターボV8ユニットは来年以降登場する新しいメルセデス-AMGには搭載されなくなるわけだ。
5.5ℓツインターボV8のM157は2011年に導入され、パワーとスロットル・レスポンス、エンジン・サウンドで高い評価を得ていたが、その役目を終える。メルセデス-AMG GTが最初になるが、間もなく登場するC63にも搭載されることになる。
ダウン・サイジングしたものの、4.0ℓツインターボV8ユニットは、M157よりも高出力化でき、燃費性能とCO2排出量を劇的に向上させている。
なお、M157ユニットはデトロイトで発表済みの新型GLEクーペに搭載され、2016年発表予定のSクラス・クーペのコンバーチブルモデルにも搭載される予定だが、これをもって最後となる。
健在のプロダクト・サイクルを考えると、5.5ℓV8エンジンは、長くとも今後10年以内に完全に生産が終了されることになるだろう、とメルセデス-AMGは語っている。