【7代目BMW M5が日本上陸】史上初ハイブリッドで727ps&1000Nmのモンスターモデル!

公開 : 2024.10.04 06:45

性能や装備を向上させながらも、車両価格は据え置き

エクステリアは5シリーズセダンをベースにしているが、エアロバンパーをはじめフロントまわりのボディパーツは専用設計されている。それはつまり、単にエアロパーツを装着するのではなく、足まわりまで専用に開発されたことの表れでもある。

フェンダーはノーマルの5シリーズより前75mm、後ろ48mmワイド化されている。

車両価格は1998万円と、従来型M5と同価格に据え置かれた。
車両価格は1998万円と、従来型M5と同価格に据え置かれた。

夜間走行時にキドニーグリルの縁をライトアップするアイコニックグローを備えた専用のブラックグリル、カーボン製のドアミラーハウジングおよびリアスポイラー、下部を大型ディフューザー形状としたリアバンパー、100mm径の左右4本出しエキゾーストエンドなどが、Mモデルらしい存在感を強調している。

インテリアでは、Mモデルを象徴する薄いブルーのアンビエントライトを採用。Mマルチファンクションシートを始めとした専用アイテムを随所に採用することで、室内においてもMモデルであることを主張している。

コクピットでは、先代モデルよりボタン類が大幅に削減された。BMWカーブドディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、14.9インチのコントロールディスプレイで構成されている。インストルメントパネル中央からドアトリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクションバーも標準装備している。

安全&運転支援装備としては、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめ、ドライビングアシストプロフェッショナル、パーキングアシストプロフェッショナル、ドライブレコーダーなどを標準装備。

快適装備では、BMWオペレーティングシステム8.5をベースにした制御システムを採用。新しくなったiドライブは、カーブドディスプレイやインテリジェントパーソナルアシスタントとも組み合わされ、タッチディスプレイと言語で操作できるようになった。

車両価格(消費税込み)は1998万円と、従来型M5と同価格に据え置かれた。これは、少しでも多くの人にM5のパフォーマンスを味わってもらいたいというBMWの戦略でもあるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    田中秀宣

    写真が好きで、車が好きで、こんな仕事をやっています。
    趣味車は89年式デルタ・インテグラーレ。
  • 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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