キア・ソレントKX4

公開 : 2015.01.21 23:20  更新 : 2021.03.05 21:37

■どんなクルマ?

キアがボディ・オン・フレーム構造のフラッグシップSUVを市場に送り込んだのは2002年のこと。優れたルックスと手に入れやすい価格、巨大な牽引力をもって揺るぎない地位を築いた。

それでもキアは満足することがなかったのだろう。さらに壮健なクルマを目指し、その結果すぐに産声をあげたのが、こちらのソレントだ。洗練性の高い、’アーバン’ モデルというのが正式な立ち位置である。

そんなソレントも今や3世代目。英国のショールームに並べられるのは今年の春を予定している。先代の強みであったスペースとユーティリティはそのままに、さらなる洗練がこのクルマのウリだ。

したがって、この世代からはより大きくスタイリッシュなボディが採用されている。またインテリアの質感が高まり、装備も充実しているうえ、もちろんこれまで以上の動力性能をキアは約束する。

しかしながら進化に比例して、車両価格も全グレードにわたり約5%ずつ高価になっている。よってエントリー・レベルにあたるKX1は約£29,000(522万円)と予想される。

スペインはシッチェスでテストする車両のように、パーク・アシストやレーダー・クルーズ・コントロール、車線逸脱警報などのガジェットが盛りだくさんのKX4は£40,000(720万円)を軽々と超えることが予想され、キアのクルマでこのような価格に至ったモデルは実はこれが初めてである。

もちろん価格上昇分は質感の向上によるものだけではない。英国用のソレントは1種類のエンジンしか組み合わせていないけれど、その4気筒2.2ℓCRDiはユーロ6に適合しており、200ps/3800rpmと44.9kg-m/1750-2750rpmという頼りがいのあるパワーを発揮する。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事