ランボルギーニ・ウィンター・アカデミア
公開 : 2015.01.21 23:50 更新 : 2017.05.29 19:21
スーパー・スポーツカーの世界では「その超高性能を、いかに体験させるか?」という体験サービスが増えている。当然だ。たとえばランボルギーニも、ウラカンで610ps! アヴェンタドールにいたっては700ps!! その性能の数割でも、公道で楽しむのはもはや不可能。というわけで、ランボルギーニでも、その高性能を心ゆくまで体験、あるいはイザというときにそれを引き出すテクニックを学ぶ“ランボルギーニ・アカデミア・プログラム”というプログラムを世界で開催している。アカデミアは基本的にはサーキットで行われるが、その氷上版が、この“ウィンター・アカデミア・プログラム”である。
ランボルギーニのウィンター・アカデミアが日本で開催されるのは2回目。今回の舞台は、屈指の本格氷上コースとして知られる長野県は女神湖。私が参加した初日(参加者はメディア関係者)を皮切りに、日本、韓国、中国のグループが参加した。
仕事がら、私もメーカー主催のレッスン・プログラムには何度か参加したことがある。その経験からいわせていただくと、このランボルギーニのウィンター・アカデミアの特筆すべきポイントはいくつかある。
まずは、レッスン車が600ps超のスーパーカーのランボルギーニ・ウラカン(今回はアヴェンタドール・ロードスターもあった!)であることだ。ご承知のとおりウラカンは4WDであり、整備された氷上コースでは、じつは世界で最も運動性能が高く、運転しやすいクルマなのかもしれない。女神湖には全車にピレリのハイエンド・スタッドレス “ウィンター・ソットゼロ3” を履かされて持ちこまれた。