ランボルギーニ・ウィンター・アカデミア
公開 : 2015.01.21 23:50 更新 : 2017.05.29 19:21
そして、参加者2〜3名にインストラクターがひとり……という超濃厚な少人数プログラムであること。さらには、とにかく、1日中走りっぱなし!
プログラムはすべて助手席にインストラクター(国内トップ・プロ・ドライバー)が座って、リアルタイムで懇切丁寧に指導をもらいながら、とにかく走りまくる。
まずは周回コースをESPをストラダーレ・モード(通常のON)で走る。とおりカウンターステアが要求されるが、クルマは安定性を保ってくれるので、私でもなんとか走ることは可能。最新のダイナミクス・セーフティ技術はすごい……と感心する。
続いて、氷上に立てられた2本のパイロンを横を向きながら8の字を描く「ドリフティング」。滑り出したときのステアリングとスロットルの操作タイミング、そしていかに「ジワーッ」と踏めるか……を叩き込まれる。それを身体が忘れないうちに、即座にESPスポーツ・モード(最初のストラダーレ・モードより介入が遅い)でコース走行。より姿勢は崩れやすくなるが、ドリフティングで滑ることに慣れたせいか、乗っている人間はより積極的に走りたくなってしまう。
そして、今度は鏡のようにツルツルに磨かれたスキッド・パッドならぬ“アイス・パッド”で、定常円旋回。グリップはほとんどなく、ツルーツルーと勝手に滑るウラカンをスロットルとステアリングだけで回す。正直いって、私はほぼお手上げ状態だったが、インストラクターが付きっきりの講習のおかげで「それっぽい感覚」まではつかめた気がしたのは素直に嬉しい。