「風の丘」で眠る何千台ものクルマたち 家族経営の巨大ジャンクヤードで見つけた珍しい宝物 40選 後編
公開 : 2024.11.02 18:25
フォード・サンダーバード(1960年)
この1960年型フォード・サンダーバードは、誰かがV8エンジンを取り外したと同時に翼を失った。第2世代サンダーバードの最終年であり、スクエアバードとしても知られていた。販売台数では最高の年で、8万1000人が3755ドルを支払ってハードトップを購入した。
さらに1万2000人が500ドルを追加で支払い、コンバーチブルを手に入れた。この個体には部品がたくさん残っており、何か必要なものがあればウィンディヒル・オートパーツにご連絡を。
AMCイーグル(1980年)
地上から姿を消した鳥がもう1羽いる。それはAMCイーグルで、間違いなく当時最も過小評価されたクルマの1つである。1980年に初飛行したイーグルは、米国製乗用車としては異例のフルタイム四輪駆動を特徴としていた。このため、初のクロスオーバー車と広く考えられている。
しかし、少なくとも10年は時代を先取りしていた。イーグルは1980年から1987年までの8年間の生産期間中に19万2000台しか販売できなかった。この1980年型の個体は、広範囲にわたって解体されており、使用可能な部品はあまり残っていないようだ。
キャデラック(1951年)
現在では想像しにくいかもしれないが、1951年型キャデラックは、かつて非常に注目を集めたクルマだ。当時、4000ドルという価格は平均的な世帯収入とほぼ同じだった。しかし、その栄光の日々はとうの昔に過ぎ去り、今ではかつての輝きをわずかに残しただけの状態で、ウィンディヒル・オートパーツで避けられない運命を待っている。
シボレー・コルベア(1963年)
この1963年型シボレー・コルベア・モンツァの不格好なフロントバンパーは、ミネソタの日差しを浴びて輝いている。オリジナルの白い塗装がところどころにはっきりと見えることから、ある時期に再塗装を受けたようだ。この年に生産された4万4165台のコルベア・コンバーチブルのうちの1台である。
ハドソン・ホーネット(1957年)
ウィンディヒル・オートパーツの珍しい住人。1957年型のハドソン・ホーネットで、このモデルの最終年に生産された、わずか3359台のセダンのうちの1台だ。1957年はハドソンにとって終焉の年でもあり、親会社のアメリカン・モーターズ・コーポレーション(AMC)は、この歴史あるブランドに幕を下ろした。
現在、ハドソンの名称はステランティスが所有しており、すぐに復活することはないだろう。しかし、ステランティスは各モデルの車名も継承している。だからこそ、同社傘下のダッジは2022年にコンパクトSUVのホーネットを発売することができたのだ。
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