【生産工程も特別!】アウディRS6アバントGT発売 日本国内は限定10台で2820万円

公開 : 2024.10.09 11:45

数多くの特長的な装備

今回の限定モデルは、RS6アバント・パフォーマンスをベースにシリーズの頂点に君臨するモデルにふさわしく、内外装に数多くの特長的な装備を採用している。

エクステリア

ハイグロスブラックのシングルフレームグリルとエアインテークがワイド&ローの印象を高め、フロントエプロンの垂直ブレードやバンパーに統合された力強いフロントスプリッター等がシャープな外観を強調。

アウディRS6アバントGT発表。
アウディRS6アバントGT発表。

また、RS6アバント史上初めてルーフレールを廃止することにより、よりフラットでスポーティなシルエットを実現したことに加え、RS6 GT専用エクステリアである軽量化にも寄与するカーボン製のボンネット/バンパー/フェンダー/リアディフューザー/印象的なパススルー/モータースポーツからヒントを得たルーフエッジスポイラー(ダブルウイング)/GTロゴが付くアウディスポーツによるブラックメタリックポリッシュトの6アームデザイン10.5J x 22インチホイール等が、一見してRS6アバントのシリーズトップモデルであることを主張している。

カーボンパネルの多用等により、ベースモデルと比較して40kgの軽量化を実現。専用ホイールに装着される285/30R22のハイパフォーマンスタイヤであるコンチネンタル・スポーツコンタクト7は、乾いた路面と濡れた路面の両方で優れたグリップを提供すると同時に、高速でコーナリングする際のアンダーステアを抑制し、あらゆる速度域でより正確なハンドリングを実現するとともに、100km/hから停止するまでの制動距離を最大2m短縮するとアウディは語る。

インテリア

スポーティさを強調。身体をしっかりとホールドする機能性と上質なマテリアルが醸し出す質感が両立する、ダイナミカとレザーによるコンビネーションのRS6 GTロゴ付きRSバケットシート、RS6 GTデザインパッケージ、ディープブラックダイナミカのデコラティブパネル、フラットボトム ステアリングホイール等を特別装備として採用し、センターコンソールには限定モデルの証としてシリアルナンバー(製造番号)が刻印される。

さらにRS6アバントGT専用のドアエントリーライト、フロアマット、レッドのシートベルトが、この特別なモデルの利便性ならびに所有する満足度を高めるという。

ベーリンガーホフ工場における、最高レベルのものづくり

限定モデルであるアウディRS6アバントGTは、そのベースとなったRS6アバント・パフォーマンスと異なり、ネッカーズルムの生産ラインのあと、ベーリンガーホフ工場でも組み立てが行われるという。

ネッカーズルムでボディの製造および塗装工程が終了した660台のモデルは、アウディR8/アウディeトロンGTクアトロ/アウディRS eトロンGTといったハイパフォーマンスモデルが少量生産されるベーリンガーホフ工場へと送られる。

アウディRS6アバントGT発表。
アウディRS6アバントGT発表。

ネッカーズルム生産拠点の近くに位置するこの柔軟性の高いベーリンガーホフ拠点は、グループ内でもユニークな存在で、アウディRS6アバントGTの仕上げ工程に最適な条件が整っているという。

最終組み立て工程は、この特別な限定モデルのために設置された3か所のステーションで、7人の経験豊富な従業員によって行われ、各車両は、そこで丸一日かけて作業が行われ、すべてのGT専用装備は、世界限定660台のRS6アバントGTのために手作業で取り付けられる。

これには、カーボンボンネット/フェンダー/ロッカーパネル/ダブルウイング/フロントおよびリアエプロン/アジャスタブルコイルオーバーサスペンション等が含まれると発表された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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