ジャガーC-X75は500bhpの1.6リッター・ターボ+スーパーチャージャーを搭載

公開 : 2012.07.25 12:21  更新 : 2017.06.01 01:00

ジャガーの最新のスポーツカー、C-X75には、10,000rpmの回転で500bhpを発揮する1.6リッターのターボチャージャー+スーパーチャージャー・エンジンが搭載されるとメーカーが正式にコメントした。

そのエンジン・サウンドは、ジャガーの公式ブログで聞くことができる。

このエンジンは、フロントとリア・アクスルに装備される2つのモーターを補うものだ。この組み合わせによるパフォーマンスは、最高速度322km/h、0-96km/hが3.0秒以下とアナウンスされる。

ちなみに、この4気筒エンジンは、2010年のコンセプトの時点でのデュアル・ジェット・タービン・エンジンに代わるものだ。このエンジンからのパワーは、直接後輪を駆動するか、あるいはバッテリーの充電にまわされる。電気モーターによる駆動は、ガソリン・エンジンによるものよりもプライオリティが高くセットされているため、常にフロントのモーターは稼働していることになる。そのため、C-X75はフルタイムの4輪駆動である。

液冷の200kgのバッテリー・パックは、このクルマの構成要素の中で最も重たいパーツとなるが、そのおかげで、C-X75はバッテリーの力だけで60kmの距離を走ることが可能だ。また、モーターだけで、0-100km/hを6.0秒で走ることができる。

600vのバッテリーは、ミッドマウントされたエンジンから85mmほど離れて搭載される。リア・アクスルに搭載された7速オートマティックのトランスミッションは、あえてデュアル・クラッチを選ばないことで100kg軽量化に繋がったという。

以前から明らかにされているように、C-X75はジャガーで初めてカーボンファイバーで造られるモデルだ。そのモノコックの製造は、ウイリアムズF-1チームからの技術的なバックアップがなされている。

そのボディ・スタイルはエアロダイナミクスを重視したものであるが、得にジャガーが重要視しているのが、冷却だ。現時点でも、その巨大な熱に対応するために、11ものラジエーターをC-X75は持つ。

ジャガーC-X75は、200台が生産される予定で、その価格は700,000ポンド(8,500万円)から900,000ポンド(1億900万円)程度になる予定だ。

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