【10万台レベルの輸出へ】日産がインドで「マグナイト」をマイナーチェンジ 輸出市場は65以上に増加

公開 : 2024.10.15 11:45

日産はインドにおいて現地生産のコンパクトSUVである「マグナイト」のマイナーチェンジを発表しました。更に2025年には既存の右ハンドルに加え、左ハンドル仕様の輸出を開始し、輸出市場は65以上に増加する見込みです。

コンパクトSUV「マグナイト」

日産のインド現地子会社であるインド日産は、インドで生産・販売するコンパクトSUV「マグナイト」をマイナーチェンジと発売を発表した。

新しい「マグナイト」は、より洗練されたデザインや数々の先進技術、高効率なパワートレインを採用し、安全装備も追加している。

日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。
日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。

また、2025年からは新たに左ハンドル市場への輸出を開始し、2026年までにインドから65以上の市場に向けて、10万台レベルの輸出を行うことを目指しているという。

日産は経営計画「The Arc」において、インドを主要な生産ハブと位置付け、アフリカ、中東、インドに「マグナイト」を投入するなど、同地域へ幅広い商品ラインナップを提供していくと述べた。

スタイリングとパワートレイン

大胆なスタイリングと先進技術

新しい「マグナイト」のエクステリアは、頑丈さを感じさせるデザインで、フロントとリアにLEDライトを採用し、合金ホイールとルーフレールを組み合わせている。

室内空間には、新たにTFTディスプレイや、スマートフォンとシームレスにつながるワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoを設定したほか、ワイヤレスのスマートフォン充電器も搭載。さらに調整可能な4色のアンビエント照明を採用したことで、室内の快適性をさらに向上させているという。

日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。
日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。

新機能としては、リモートエンジンスタートや降車時オートロック・接近時アンロック機能、冷却機能付きグローブボックスに加え、エアイオナイザーなどを採用。

また、全グレードに6つのエアバッグを装備したほか、ボディには強化スチールを使用し、自動調光リアビューミラーも採用した。

高効率なパワートレイン

新しい「マグナイト」はターボチャージャー付の1Lを搭載し、トランスミッションにはマニュアルトランスミッションとCVTを設定。これらを組み合わせることで、燃費とレスポンス性能の最適なバランスを提供する。

輸出拡大を狙って

都市部での運転に最適な仕様

「マグナイト」は都市部での運転に最適なコンパクトなボディサイズでありながら、広いホイールベースにより5人乗車を実現し、狭いスペースでの駐車をサポートするアラウンドビューモニターも採用した。

2025年から輸出を拡大

「マグナイト」は2020年12月に新発売し、インドにおいて強固なプレゼンスを確立してきたと日産は言う。

日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。
日産「マグナイト」をインドでマイナーチェンジ。

インド日産はこれまでに「マグナイト」を20の右ハンドル市場に輸出しており、販売台数はインド国内及び海外市場で累計15万台を超えており、更に2025年からマイナーチェンジした「マグナイト」の左ハンドル市場への輸出を開始し、日産のアフリカ、中東、インド、オセアニア地域で生産される車両としては最大規模となる10万台レベルの輸出を目指すと述べている。

「マグナイト」の輸出を通じて、インドは英国とともにAMIEO(アフリカ、中東、インド、欧州、およびオセアニア)地域における日産の重要な輸出拠点となるとアナウンスされた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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