パリ・モーターショー2024 レトロな最新EVから水素スーパーカーまで、注目の展示車両を一足先にピックアップ! 14日~開幕

公開 : 2024.10.13 18:05

BYDシーライオン07

中国大手BYDは、クーペSUVのシーライオン07の欧州仕様をパリで披露する。先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、航続距離は480kmを大きく超えると言われている。セダンのシールより上位に位置すると予想される。

BYDシーライオン07
BYDシーライオン07

シトロエン・アミの新モデル?

シトロエンのティエリー・コスカスCEOは最近、AUTOCARの取材に対し、「アミのラインナップを拡大し、多くの変更を行うつもりだ」と語った。詳細は明かさなかったが、新たな派生モデルやアップグレードの可能性が考えられる。「パリ・モーターショーですべてを明らかにします」とコスカスCEOは締めくくった。

シトロエン・アミ
シトロエン・アミ

シトロエンC4のマイナーチェンジ

シトロエンC4について、ティエリー・コスカスCEOは「デザインをアップデートします。パリ・モーターショーにお越しください」と答えた。

欧州で目撃された改良型C4のプロトタイプから、フロントとリアのライティングシグネチャーが変更されることが判明している。インテリアにはアップグレードされたインフォテインメント・システムが導入される見込みだ。

シトロエンC4
シトロエンC4

シトロエンの新型コンセプトカー

シトロエンは「主要セグメント」向けのコンセプトカーを発表する。次期型C4もしくはC5エアクロスを予告するものと見られ、後者は来年登場する予定だ。2022年公開の「OLI」コンセプトからデザインのインスピレーションを得ていることは間違いない。

シトロエン
シトロエン

ダチア・ビッグスター

ルノー傘下のダチアは、ブランド史上最大、かつ最も高価なモデルとして新型ビッグスターを発表した。ミドルサイズのSUVであり、小型のダチア・ダスターのプラットフォームを延長して室内空間を拡大している。

ルーマニアの自動車メーカーで、廉価ブランドとして知られるダチアだが、近年ブランドイメージの刷新とラインナップ拡大に取り組んでいる。新型ビッグスターは来年初頭の欧州発売に先駆け、パリで一般公開される予定だ。価格は約2万9000ポンド(約565万円)からと言われている。

ダチア・ビッグスター
ダチア・ビッグスター

リープモーターB10

中国の新興EVブランドであるリープモーターは、SUVの「C10」と格安の小型車「T03」を欧州に導入した。パリでは、同社3台目となる新型「B10」を公開する予定だ。B10の詳細はまだ不明だが、フォルクスワーゲンID.3キアEV3に匹敵する小型EVになると予想されている。

リープモーターB10の予告画像
リープモーターB10の予告画像

ミニ・ジョン・クーパー・ワークス

ミニの高性能車、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)初のEVがパリで披露される。

中国政府によって発表された情報(発売前の認証用データ)によると、クロスオーバーのエースマンとハッチバックのクーパーに、より強力な最高出力約260psのモーターが搭載されており、パフォーマンスの大幅な向上が期待できる。

ミニ・ジョン・クーパー・ワークス
ミニ・ジョン・クーパー・ワークス

また、ブラックアウトされたグリル、シャープなスカート、大型のアルミホイールなど、アグレッシブなスタイリングを採用する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事