シトロエン「C4」が大胆イメチェン 改良新型、シート再設計で快適性向上も MTは廃止

公開 : 2024.10.16 06:25

シトロエンが改良新型の「C4」と「C4 X」を発表した。エクステリアとインテリアを刷新し、新しいマイルドハイブリッドのパワートレインを導入した。

マイルドハイブリッドの1.2Lを採用

シトロエンは10月14日、フランスで開幕した『パリ・モーターショー2024』において「C4」と「C4 X」の改良新型を発表した。内外装を刷新し、新しいパワートレインを採用した。

今回の改良に伴い、従来のエントリーモデルの1.2Lガソリンエンジンがラインナップから外され、マニュアル・トランスミッションが設定されなくなった。

パリ・モーターショーで公開されたシトロエンC4
パリ・モーターショーで公開されたシトロエンC4    AUTOCAR

代わりに、最高出力100psのマイルドハイブリッド付き1.2Lガソリンエンジンと6速デュアルクラッチ・オートマチック・トランスミッションが追加された。最高出力136psのバージョンも用意されている。

非ハイブリッドの最高出力130psの1.2Lガソリンエンジンには、8速オートマチック・トランスミッションが組み合わされる。

バッテリーEVの「e-C4」には2種類のパワートレインがある。最高出力136psのモーターと50kWhのバッテリーで航続距離360kmを達成するモデルと、最高出力156psのモーターと54kWhのバッテリーで航続距離415kmを達成するモデルだ。

「e-C4 X」では空気抵抗が抑えられることから、航続距離は最長425kmとなる。

エクステリアデザイン、2022年に発表されたコンセプトカー「OLI」を踏襲しており、四角いライトシグネチャーや、1919年のシトロエン設立当時のロゴから着想を得た新しいロゴが採用されている。

インテリアではシートが再設計され、15mm厚いフォームを使用することで、快適性とサポート性が向上したという。

また、7.0インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイが新たに採用され、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンにはアップデートされた最新ソフトウェアが搭載される。

価格はまだ発表されていないが、現行モデルと同等になる見込みだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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