クラシカルな「新型オープンカー」公開! 2.3L直4ターボで300馬力 英ACカーズ最新モデル

公開 : 2024.10.16 18:05

ACカーズが新型「エース」を公開した。1950年代の初代エースを引き継ぐ最新モデルで、フォードのエコブースト・エンジンと6速MTを採用。英国で自社生産される。

1950年代の名車が復活

英国のACカーズは、V8エンジンを搭載したスポーツカー「コブラ」の前身である「エース(Ace)」を復活させた。

新型エースは現代のテクノロジーを基盤としながら、1953年の初代モデルにインスパイアされたデザインを備えている。生産は英国で行われる予定だ。

新型ACエース
新型ACエース    ACカーズ

新しいスチール製チューブラーフレーム・シャシーにカーボンファイバー製ボディを組み合わせており、車両重量は1100kgとなる。1958年11月にAUTOCARが確認した初代エースの989kgに近い数字だ。

初代エースは自然吸気の直6エンジン(最初はACが設計した2.0L、次にブリストルの2.0L、最後にフォード・ゼファー2.6Lの改良版)を搭載していたが、新型車はフォード・フォーカスSTの2.3L 4気筒ターボを採用した。

新しい排気システム、燃料インジェクター、エンジン・マネージメント・システムが装備され、最高出力は300ps以上とされている。6速マニュアル・トランスミッションを備え、0-100km/h加速4.6秒を誇る。

新型エースには、2種類のバージョンが用意される。1963年まで生産されたゼファーエンジン搭載のエースからデザインのインスピレーションを得た「エース・クラシック」と、それ以前のブリストルエンジン搭載車からインスピレーションを得た「エース・ブリストル・クラシック」だ。

英国価格は17万5000ポンド(約3400万円)からで、2025年夏に納車が開始される予定だ。すべての車両に「真のACであることを示す」というシャシーナンバーが付与される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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