【007仕様】世界限定60台 アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」

公開 : 2024.10.17 07:05

アストン マーティンは映画007シリーズとの60年にもわたる関係を記念し「DB12ゴールドフィンガー・エディション」を発表しました。世界限定60台で、オーナーには特別ギフトも贈られます。

ゲイドン(英国)発

アストン マーティンは、映画007シリーズとの60年にもわたるアイコニックな関係を記念し、ウルトラ・ラグジュアリーなビスポーク・パーソナライゼーション部門Q by アストン マーティンによるDB12ゴールドフィンガー・エディションを発表した。

映画史の中でも屈指のパートナーシップとなったこの顔合わせは、アストン マーティンDB5が銀幕デビューを飾った1964年公開の『007/ゴールドフィンガー』に遡る。DB5は世界で誰もが知るクルマとなり、このことはアストン マーティンの輝かしい「DB」の血統にとって極めて重要な一歩となり、今その血統を継ぐ最新モデルが、007仕様になって登場する。

アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」発表。
アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」発表。

DB12ゴールドフィンガー・エディションは、アストン マーティンの111年の輝かしい歴史の半分以上に及ぶ60周年という歴史的な年を祝し、全世界で60台のみ限定販売でデリバリーは2025年第2四半期に開始される予定だ。

DB12ゴールドフィンガー・エディションのオーナーに贈られる特別ギフト

アストン マーティンDB12ゴールドフィンガー・エディションには、クルマと同じくらいエクスクルーシブなギフトが付属。

オーナーには、カスタムのカーカバーとラグジュアリーなキープレゼンテーションボックス、シルバーバーチのスピードフォーム模型、さらに真にレアな一品として映画の有名なフルカ峠のシーンの35mmフィルムの一片が贈られる。

また、アストン マーティン・マガジンの1/60ゴールデン・リミテッド・エディションも含まれ、特別に取りそろえられたこれらの品々は、クルマ本体と同じく、外はシルバーバーチ色、中はプリンス・オブ・ウェールズ・チェック柄のGlobe-Trotter製のアタッシュケースに入っているという。

また、個別に番号の付いた2007年物のシャンパン「ボランジェ」のマグナムボトルも、「ボランジェ007」グラス4脚と共に、ビスポークのGlobe-Trotter製のエア・キャビン・ケースにエレガントに収められて贈られると発表された。

DB12ゴールドフィンガー・エディション

かつて映画『007/ゴールドフィンガー』に登場したDB5はボンドが敵から逃れるための秘密兵器を搭載していたが、DB12ゴールドフィンガー・エディションは映画の要素をさりげなく取り込み、ジェームズ・ボンド的なドライビングを楽しむことに重点を置いている。

映画のアイコニックなシルバーバーチのボディカラーに身を包んだDB12ゴールドフィンガー・エディションは、一目見ただけで明らかなステートメントを発している。

アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」発表。
アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」発表。

印象的な21インチのマルチスポークホイールは独特なシルバー色のダイヤモンド旋削仕上げで、ブラックのブレーキキャリパーとビスポークのゴールドのサイドストレーキ、シルバーにブラックエナメルを施した唯一無二のアストン マーティンのロゴがそれをさらに引き立て、ブライトクロームの「Q」が飾るフェンダーバッジは、このDB12がまさに特別に手を加えられたものであることの証明だ。

インテリアでは、クラシックなDB5同様の縦キルトのレザーのスポーツプラスシートは、ジェームズ・ボンドのスーツを思わせるプリンス・オブ・ウェールズ・チェックを繊細なパーフォレーション加工で表現。

同じチェック柄がドアインサートとヘッドライナーにも展開されるほか、独自のトレッドプレートにも刻まれ、ポリッシュ仕上げのシルプレートにはゴールドフィンガー60周年のロゴがあしらわれる。

インテリアのウルトラ・ラグジュアリー感をさらに高めているのが、ドライバーが触れる場所に施される18金メッキのアクセントで、ドライブモードを選択するためのロータリーダイヤルとローラーコントロール類、映画でボンドが使用する黄金の発信器にインスピレーションを得た溝付きのギアセレクターの装飾に使用され、同様の装飾はトリムインレーでも展開され、2X2ツイルグロス・カーボンファイバーに金糸が織り込まれるという。

ドライバー席のサンバイザーには、マイアミのプールが舞台となった有名なワンシーンで最後に引かれたトランプのカードを連想させる「ハートの8」が刺繍されているのもボンド・ファンにとってはうなずきたくなるさりげなさだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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