【詳細データテスト】メルセデス・ベンツGクラス オンロードもソツない 燃費と加速には空力の壁あり

公開 : 2024.10.19 20:25

オフロード ★★★★★★★★☆☆

英国仕様のGクラスはすべて、サマータイヤが標準装備。それだけ、オフロードをメインに使うユーザーが少ないということなのだろう。

今回、本格オフロードでのテストはできなかったが、これまでの経験から言えば、3つのロッキングデフを備え、最低地上高とホイールトラベルが大きいGクラスの悪路走破性は折り紙付き。アプローチ/デパーチャー/ブレークオーバーの各アングルはこれまでどおり、31.2°/30.5°/26.3°だ。最低地上高は241mm、最大渡河深度は700mmだ。

悪路走行に必要な情報を表示するオフロードコクピットを装備。英国仕様はサマータイヤが標準装備。本格オフロード走行にはタイヤ交換が必要だが、車両そのものの悪路走破性は高い。
悪路走行に必要な情報を表示するオフロードコクピットを装備。英国仕様はサマータイヤが標準装備。本格オフロード走行にはタイヤ交換が必要だが、車両そのものの悪路走破性は高い。    MERCEDES-BENZ

アップデート版Gクラスへ新たに採用されたのは、オフロードコクピットだ。センターコンソールのボタンで起動するそれは、車体角度やタイヤ空気圧、デフロックの状態といったさまざまな情報を確認できる。

記事に関わった人々

  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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