【詳細データテスト】メルセデス・ベンツGクラス オンロードもソツない 燃費と加速には空力の壁あり

公開 : 2024.10.19 20:25

結論 ★★★★★★★★☆☆

スズキジムニーとメルセデスSクラスを両立しようとしたクルマが、賢明な提案となることは決してないし、タフな軍用車のような見てくれはただのギミックだと片付けられるかもしれない。しかし、そんなことはものともせず、非常にスペシャルなクルマとして現実に存在するのがGクラスだ。

オンロード走行でも、妥協しなくてはいけない点は少ない。その走りはほぼ、よくできた大型SUVのそれだ。新型ガソリンエンジンとのマッチングもいい。非常に高価だが、これは普通の新車ではなく、現代の技術で作ったクラシックカーのようなもの、いわばメーカーが公式生産したレストモッドだと思ったほうがいい。

結論:アナクロで高価だが、非常に上質で、すぐに好きになってしまう。
結論:アナクロで高価だが、非常に上質で、すぐに好きになってしまう。    JOHN BRADSHAW

記事に関わった人々

  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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