乗り心地自慢のJr.スーパーカー! アルピーヌV6ターボ/A610 UK版中古車ガイド(1)
公開 : 2024.11.02 17:45
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新車でルノーGTAを購入し、それを今でも維持し続けるマーティン・ワルディング氏。オーナーズクラブのメンバーでも、この経歴を持つのは彼1人だという。
「自分はずっとルノーに乗ってきました。12 TLと16 TX、フエゴ、フエゴ・ターボと乗り継いできたんです。フランスでA310を見て、そのカタチへ一目惚れ。英国でGTAの販売が始まったタイミングで、購入しています」
「今でも、乗る度に少し特別な気分になれます。周囲の人も違うクルマだとわかってくれるので、質問される機会は多いですね。フェラーリやマクラーレンなどより、声もかけやすいのではないでしょうか」
「以前は毎日乗っていましたが、塗装が傷んだので再塗装し、それ以来は週末限定。ミラーやラバーシールの交換も含めて、6週間かかりました」
「信頼性は高いですよ。ウォーターポンプとブレーキディスクを最近交換しています。タイヤは1本500ポンド(約10万円)と高いですが、純正ホイールを維持しています」
「数年前まで、ルノー・ディーラーへ整備を頼んでいました。でもある時、1人のスタッフがエンジンを点検するといって、フロントのボンネットを開けようとしたんです。それ以来、ルノーを得意とする独立系のショップにお願いしています」
英国で掘り出し物を発見
ルノーGTA V6ターボ(英国仕様)
登録:1989年式 走行:12万9300km 価格:1万995ポンド(約211万円)
修理は必要なようだが、徹底的な点検・整備を覚悟すれば、お手頃価格で我が物にできる。ボディは再塗装されたメタリック・ブルー。アルミホイールはオリジナルを履いている。内装はクロス張りで状態は良いという。
エンジンルームは、綺麗にクリーニングしたいところ。しかし見た目はカッコいい。販売店は、ボディが綺麗で良く走ると主張している。
ルノーGTA V6(英国仕様)
登録:1988年式 走行:11万7400km 価格:1万7000ポンド(約326万円)
自然吸気エンジンのワンオーナー車。2021年から販売店に並んでいるが、まだ買い手は見つかっていないようだ。最近に入念な整備を受けており、クラッチとステンレス製マフラーが交換され、サスペンションとブレーキはオーバーホールされている。
ウェーバー・キャブレターへ置換され、トランスミッションのリンケージ、スターターモーター、メーター類も交換済み。ボディは、ガラス類を外しレッドへ再塗装されている。この内容を考えれば、良心的な価格といえる。
アルピーヌV6ターボ/A610 UK版中古車ガイド(2)にて。
画像 部品をルノー車と共有する安心感 アルピーヌV6ターボ/A610 先代A310と現行A110 クリオ V6も 全114枚