まだまだ知らないことが多い国産車【新米編集長コラム#4】

公開 : 2024.10.18 20:25

トリノにスズキのデザインスタジオ

ああ、また脱線してしまった。ということでここ数日、スバル・クロストレックに追加されたストロングハイブリッド紹介、スズキ・フロンクス発表会、ホンダシビックRS試乗会と、立て続けに国産車の記事を担当したのが、このコラムを書くことになったきっかけだ。このうち、フロンクスとシビックRSは実際に取材も行った。

そこで見聞きする話は、新鮮なことばかりだった。例えば今回スズキ・フロンクスのデザインをまとめた加藤正浩さんは、以前、イタリア・トリノにあるスズキのデザインスタジオに勤務していたという。10年くらい前からあるらしいのだが、フロンクスとプラットフォームを共有する2代目バレーノのデザインをそこでまとめた後に、国内に戻ってきて最初の仕事がフロンクスだったそう。

スズキ・フロンクスのデザインをまとめた加藤正浩さん。以前はトリノのスタジオ勤務。
スズキ・フロンクスのデザインをまとめた加藤正浩さん。以前はトリノのスタジオ勤務。    平井大介

そのスタジオは日本人だけでなく、様々な国の方々が勤務されていて……というような話は、ご本人と立ち話をしている際、フロンクス以前の作品を伺った時にでてきたエピソードだ。

トリノにスズキのデザインスタジオ! そう聞くと、フロンクスのスタイルが欧州車っぽく見えてくるから現金なもの。そしてまだまだ知らないことも多いなぁ、もっと国産車もいろいろと取材したいなぁと思った……というのが、今回書きたかった話だ。冒頭のこだまの話は忘れてください。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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