【進出して10周年】アストン マーティンが韓国における事業を強化 2拠点目をオープン

公開 : 2024.10.20 07:05

アストン マーティンは2拠点目となる新ディーラーをオープンし、韓国における事業を強化すると発表しています。隣国のアストン マーティン事情を覗いてみましょう。

ソウル(韓国)発

アストン マーティンは、韓国における大胆な新時代の幕開けを記念し、V12エンジンの傑作「ヴァンキッシュ」を初披露した。韓国2拠点目となる新ディーラーをオープンし、韓国における事業を強化すると発表している。

新型ヴァンキッシュは、韓国最大の多目的屋内イベント会場であるインスパイアアリーナでデビューを飾り、韓国人シンガーソングライターCrushによるスリリングなショーとライブパフォーマンスとともに登場。

アストン マーティン、韓国で2拠点目となる新ディーラーをオープン。
アストン マーティン、韓国で2拠点目となる新ディーラーをオープン。

これは、アストン マーティンを祝す4日間の祭典のハイライトであり、象徴的なブランドとして存在感を高めた。このイベントには、韓国人俳優のイ・ジヌクも特別出演し、観客に挨拶した。

このイベントにより、今年初めにオープンしたスウォンの成功に続き、第2のディーラー拠点としてアストン マーティン・ソウルをオープンし、韓国での新章の幕開けとなると述べている。

両ディーラーは、韓国の大手自動車販売業者ブリタニア・オートが運営。同社にとって新たな現地輸入代理店として長期契約の一環であり、アストン マーティン・ブランドにとって重要となる韓国ラグジュアリーカー市場での機会を広げる。

英国大使のコリン・クルックス氏も韓国でアストン マーティンの存在感が高まることを歓迎し、地元のアストン マーティン・コミュニティの熱心なメンバーをソウルの英国大使公邸に招き、アットホームなお祝いのディナーを開催した。

そこには、アストン マーティンの新型ヴァンテージとアップグレード版のDBX707が誇らしげに展示され、仁川永宗島のインスパイアリゾートでは、Aston Martin Aramco Formula OneチームのチャレンジャーAMR24や、ジェームズ・ボンドとの60年にわたる関係を象徴するシルバーバーチのDB5など、アストンマーティンの111年という豊かな歴史を彩る特別な車も展示。

韓国における事業拡大

アストン マーティンのグローバルチーフブランド兼コマーシャルオフィサーのマルコ・マティアッチ

「今年はアストン マーティンが韓国市場に進出して10周年です。この記念すべき年に韓国との関係を強化し、韓国中のアストン マーティン・オーナーやラグジュアリーカー愛好家の皆様との絆をさらに深めたいと考えています。

韓国における事業拡大は、まさに絶好のタイミングです。なぜなら、V12エンジン搭載のフラッグシップモデル・ヴァンキッシュをはじめ、市場をリードする新製品がいくつか登場するからです。

アストン マーティン、韓国で2拠点目となる新ディーラーをオープン。
アストン マーティン、韓国で2拠点目となる新ディーラーをオープン。

刺激的な新型ヴァンテージ、SUV界のスーパーカーDBX707、そしてクラスをリードするDB12スーパーツアラー。韓国の目の肥えたラグジュアリーカー愛好家の皆様から熱い歓迎を受けると確信しています」と述べた。

アストン マーティン・ソウルとアストン マーティン・スウォンでは、高度なパーソナライゼーションを提供するQ by アストン マーティンのオーダーメイドサービスなど、高品質なサービスとウルトラ・ラグジュアリーな顧客体験を提供。

アストン マーティン・ソウルは高級ショッピングエリアとして有名なテチドン(大峙洞)にあり、2階建てのショールームは約152.7坪、最大7台のアストンマーティンを展示可能。

同様に、アストン マーティン・スウォンも、約166.52坪の広々とした1フロアのショールームに最大5台のモデルを展示可能。ソウルへのアクセスがよく、世界最大の自動車ショッピングモールのあるこの地区は、市場として大きな可能性を秘めているという。

2つのショールームは、顧客がウルトラ・ラグジュアリーな環境で、ブランド独自の魅力や哲学を体感することができるよう入念に準備されていて、今後は様々なイベントやブランド体験を開催する予定だとも発表されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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