ソウル発

ヒョンデは、全世界における累計生産台数1億台達成を記念し、ヒョンデ・モータースタジオ・ソウルにて「One step further」展を開催している。

「一歩先へ」を意味するこの展示会は、生産台数1億台という節目の達成に貢献したさまざまな原動力を紹介するとともに、この道のりに参加してくださった顧客に感謝の気持ちを伝える内容となっているという。

この展示会は、9月30日にヒョンデ・モーターの蔚山工場で行われた1億台記念式典に続く記念イベントで、この式典では、顧客からの変わらぬ支援に対する感謝の気持ちを表現するため、1億1台目となった「アイオニック5」がオーナーに直接渡された。

ヒョンデのブランドマーケティング本部長 ジ・ソンウォン専務

「1台の車は、何千もの部品やパーツだけでなく、長年にわたって研究開発や設計、製造に携わってきた何百万人もの人々の努力があって初めて完成します。

累計1億台の生産に貢献した、こうした舞台裏の努力にスポットライトを当て、従来の自動車メーカーからスマートモビリティソリューションプロバイダーのリーダーへと大きく変わるヒョンデのストーリーを伝えるために、今回の展示会を企画しました」と述べている。

5フロアの紹介

5フロアで開催されているこの展示会の1階では、1億台までの道のりのスタートとして、ヒョンデ初の量産モデル、コーティナ・マーク2と同社が初めて独自に開発した「ポニー」を紹介している。

2階では、顧客の生活にヒョンデがどのように役立ってきたかを振り返るとともに、これまでの生産プロセスの進化なども含めた主要工場の歴史を紹介。

3階は、初代「ソナタ」と初代「エラントラ」、そして「スクープ」の3種類のアイコニックモデルに焦点を当て、世界での累計生産台数1億台という節目達成に貢献した主な原動力を紹介、これらのモデルは、今回の1億台達成を推し進める中で「一歩先に」進むことを絶え間なく追求してきたヒョンデの姿勢を表しているという。

初代「ソナタ」は、ヒョンデの職人技と製品品質の向上のためのたゆまぬ努力の結果誕生しましたと彼らはいう。

堅調に売れた初代「エラントラ」は、自動生産ラインの導入により1億台生産達成のための能力の基礎を築き、ヒョンデ初のプロプライエタリエンジンであるアルファシリーズを搭載した「スクープ」は、韓国のスポーツカー部門を切り拓いた。

4階と5階には、「サンタフェ」/「コナ」、そして「インスター」というブランド最新のSUVラインナップと「アイオニック5」/「アイオニック5N」/「アイオニック6」からなる電気自動車のラインナップにスポットライトを当てた。

この最後のセクションでは、「一歩先へ」進み、従来の自動車メーカーからスマートモビリティソリューションプロバイダーへと大きく変わる未来を見据えた内容になっているという。

この展示会は、イノベーション、顧客満足、そして継続的に成長し成功している未来を実現するという、ヒョンデの揺るぎないコミットメントの証であると締めくくっている。開催は11月10日までで、入場無料とのことだ。

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