【若者はコンバーチブル推し?】 日韓W杯開催年に生まれた新人編集部員がコルベット初体験!

公開 : 2024.10.22 11:45  更新 : 2024.10.22 13:50

良いクルマと好きになれるクルマ

E-Rayとコンバーチブル、まっとうに乗って比べてみれば明らかにE-Rayの方が良いクルマだ。パフォーマンスやボディ剛性はもとより、フロントにモーターを搭載していながらラゲッジスペースも犠牲になっていない。ルックスだってE-Rayの方がワイドでシビれるのだ。価格差を鑑みても納得のいく内容なので、お金に糸目を付けずに完成度の高いクルマが欲しいのなら、迷わずE-Rayを買うべきだと思う。

ただ、好きなのはどっちだと聞かれれば、僕はコンバーチブルを選ぶ。そのわけは? と聞かれると表現するのは少し難しいのだが、一言でいうと”ユルさ”。もちろんボディ剛性だけの話ではない。

E-Rayはどちらかというと”真剣”なクルマ。”革新的なエンジニアリングを取り入れるうえで、妥協せずにつき詰めました”、そんな開発者たちの真剣な気持ちが乗っていると伝わってくる。一方、コンバーチブルはオープンにしてゆったり走れば快適だし、E-Rayほどスタビリティが高いわけでもないので、もうちょっと低い速度域でも十分”飛ばしている”感を味わえる。

FRのコルベットに乗った経験はないので、こんなことをいうと誰かに怒られかねないが、僕の中のイメージではこちらの方が”コルベットらしい”のだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事