フェラーリ新型「F80」 F1技術融合、1200馬力のV6ハイブリッド搭載 史上最強ロードカーに

公開 : 2024.10.21 18:05

デザイン

デザイナーのフラビオ・マンツォーニ氏によると、軽量なカーボンファイバー製シャシーに施されたデザインは「まったく新しい」もので、「ノスタルジックなもの」は一切排除されているという。同氏は外観のインスピレーションの源として宇宙船とSFを挙げている。

フェラーリの歴代モデルからの影響は明らかで、強調されたフロントフェンダーはF40やエンツォを、リアのスタイリングはクラシックな330 P3を彷彿とさせる。

フェラーリF80
フェラーリF80    フェラーリ

F80をシングルシーターにするという初期のアイデアは実現しなかったが、キャビンは主にドライバー中心で設計されており、フェラーリはこれを「1+」レイアウトと呼んでいる。

キャビン内はドライバーを優先させる非対称レイアウトとなっており、助手席はオフセットされシャシーに固定されている。

新しい卵形のステアリングホイールとスリムなセンターコンソールには物理的なコントロール(操作系)が数多く採用され、フェラーリは走行中も使いやすいと述べている。

「0-100km/h加速2.15秒、0-200km/h加速5.75秒というのは数字に過ぎないが、このようなドライビングを体験すると、人々は日々それを求めるようになります」とフルゲンツィ氏は言う。

「オーナーがクルマを所有するだけでなく、運転することに夢中になるような、そんなクルマを作りたいのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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