ミニ(MINI)が231馬力の高性能モデル発表 新型「ジョン・クーパー・ワークス」2.0Lターボで約620万円から

公開 : 2024.10.24 06:05

ガソリン仕様のミニ・ジョン・クーパー・ワークスが発表された。ツインスクロールターボの4気筒ガソリンエンジンを搭載し、0-100km/h加速6.4秒を達成。コンバーチブルも用意されている。

ガソリンの新型「JCW」登場

ミニ(MINI)は10月23日、ガソリンエンジン搭載の新型「ジョン・クーパー・ワークス」と「ジョン・クーパー・ワークス・コンバーチブル」を英国で発表した。英国向けの価格は3万1200ポンド(約620万円)から。

両車には、ツインスクロールターボチャージャー付き2.0L直列4気筒エンジンが搭載されている。最高出力231ps、最大トルク38.7kg-mを発生し、クーパーCと同じ7速デュアルクラッチ・オートマチック・トランスミッションが組み合わされる。

新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークス
新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークス    ミニ

トルクが増大したにもかかわらず、0-100km/h加速タイムは先代モデルと変わらず6.1秒である。これは、おそらくギア比の変更と35kgの重量増が理由と思われる。新型ジョン・クーパー・ワークスの車両重量は1330kgだ。

オープントップの新型ジョン・クーパー・ワークス・コンバーチブルは車両重量1425kg(先代比40kg増)で、0-100km/h加速6.4秒となる。

どちらも、ブラックとレッドのツートンカラー、アグレッシブなバンパー、エアインテークなどを追加し、標準車と比べてスポーティな外観に仕上がっている。

リアエンドは、センターマフラーと力強いバンパー、張り出したリアスポイラーが特徴だ。アルミホイールは17インチと18インチのジョン・クーパー・ワークス専用デザインとなる。

インテリアでは、ダッシュボードにブラックとレッドのチェック柄クロスが張られ、スポーツ・ステアリングホイールとシフトチェンジ用パドルが標準装備される。

英国での納車は来年早々から開始される予定だ。事前予約価格はジョン・クーパー・ワークスが3万1200ポンド(約620万円)から、ジョン・クーパー・ワークス・コンバーチブルが3万5200ポンド(約700万円)から。

本稿執筆時点では、日本向けの価格や仕様は確認できていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事