ボルボ、クロスカントリー・ブランドの拡大を検討
公開 : 2015.01.23 22:05 更新 : 2017.06.01 02:11
ボルボの製品戦略上級副社長のレックス・カーセマケルスによると、ボルボは将来的にクロスカントリー・モデルを増やし、積極的にそのブランドを広めていくようだ。
ボルボS60クロスカントリーの発表が行われたデトロイト・モーターショーの場で、カーセマケルスはシート位置が高いサルーンが好評で驚いていると語った。
「もしも18ケ月前に今やっていることを尋ねられたら、最優先課題ではないと答えていたはずですよ。その後クロスカントリー・モデルの売り上げが伸びていることを知り、このブランドがポテンシャルのあるものだと確信するようになったのです。将来的に成長が見込めるものだと分かったので、われわれはエネルギーを再投入したいと考えています。」
「XCシリーズが、SUVを求める人に向けたモデルなのは明らかです。クロスカントリーのモデルは機能や価格の面こそ異なりますが、そらなりにメリットやルックスの良さがあります。クロスカントリーにAWD、ヒル・ディーセント・コントロールというものが備われば、それはカスタマーが求めるものと一致しますし、本物志向を望む人にも十分魅力的なモデルになるのです。」
ボルボS60クロスカントリーの生産が今年前半に始まれば、設計の第1段階からモデルの完成まで8カ月で終えたことになる。カーセマケルスはこのように付け加えた。「自動車というビジネスにおいてこれだけ短い期間でモデルを立ち上げるのは信じられないことですよ。われわれが独立した小規模な企業であるからこそ、こうしたスピード感と機動力のある対応が可能だったのです。」