スーパーフォーミュラ観戦記 人気のベテラン選手が奮闘 秋のサーキットはレース以外のイベントも充実

公開 : 2024.10.24 11:55  更新 : 2024.10.24 11:56

一日たっぷり楽しめるイベントも盛りだくさん

この富士スピードウェイで開催された2レースでは、スーパーフォーミュラ・オータムフェスタと題して、レース以外にもさまざまなイベントが開催された。コース上では、石油由来素材の使用率を減らした試作タイヤを履く、赤寅ことトヨタエンジンの開発テストカーがデモラン。還暦を迎えた近藤真彦JRP会長のドライブに、観客席からは大きな歓声が湧いた。また、ホームストレートを使っての綱引きでは、大勢の観客が貴重な体験を楽しんだ。

グランドスタンド裏のイベント広場では、SF NEXT50ヴィレッジと銘打ち、チームやサポートメーカーがブースを出展。Kids com Team KCMGをサポートするパイオニアは、『carrozzeria × Kids com Team KCMGラウンジ』として、小林選手が関心を寄せるディスプレイオーディオ『DMH-SF900』をはじめとする発表間もない新製品の数々や、実際にサイバーナビや楽ナビ、スピーカーなどを装着したデモカーなどを展示した。小林選手の発案でアウトドア向けスピーカーのアドベンチャーシリーズを装着した、なつかしのQカーも注目の的に。小林選手のこだわりから生まれたKAMUIコーヒーの移動式カフェも好評だった。

カロッツェリアの新製品やデモカー、小林選手のアイデアが生かされたアトラクションなど、パイオニアとKids com Team KCMGが出展したブースには、多くの観客を引き付けるコンテンツに満ちていた。
カロッツェリアの新製品やデモカー、小林選手のアイデアが生かされたアトラクションなど、パイオニアとKids com Team KCMGが出展したブースには、多くの観客を引き付けるコンテンツに満ちていた。    関耕一郎

エキサイティングなレースはもちろん、盛りだくさんの趣向でも観客を楽しませてくれるスーパーフォーミュラ。好天に恵まれた秋の一日を、誰もが堪能してサーキットを後にしたことだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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