【オトナもコドモも満喫】 日本のスーパーカー文化を感じられる恒例イベントがお台場で開催!

公開 : 2024.10.24 12:15

10月5~6日にお台場で『TOKYO SUPERCAR DAY 2024』が開催されました。一般社団法人日本スーパーカー協会とお台場観光局が主催する恒例イベントです。長年スーパーカーを取材してきた高桑秀典がレポートします。

お台場にスーパーカー、国産旧車、趣味のクルマを展示

東京の人気観光スポットであるお台場を舞台として『TOKYO SUPERCAR DAY 2024』(以下TSD2024)が開催された。

10月5~6日に実施された当イベントは、TSD2024実行委員会(一般社団法人日本スーパーカー協会/お台場観光局)が主催しており、シンボルプロムナード公園やセントラル広場に延べ約100台の新旧スーパーカーを展示。ハイパフォーマンスモデルを間近で観察できるので、今回も数多くのギャラリーが来場した。

11月1日がスーパーカーの日と制定され、毎年秋にTOKYO SUPERCAR DAYを開催。
11月1日がスーパーカーの日と制定され、毎年秋にTOKYO SUPERCAR DAYを開催。    高桑秀典

見学、入場無料となっている点も特徴で、このところお台場もインバウンドで沸いていることもあり、熱心にスーパーカーの写真を撮る外国人の姿がたくさん見受けられた。アジアを代表する参加型イベントとして、TSDが国内外のファンの間で定着しているのかもしれない。

日本スーパーカー協会の代表理事である須山泰宏氏は、年間25回ペースで、ツーリング、サーキット走行会、車両展示、ランチ会といったイベントを実施。2008年に設立したSuperCar Club Japan(SCJ)も切り盛りしていたが、クラブ単位では公園等を使っての催しの開催が難しいことを実感していた。

そこでクローズドのオーナーズイベントはSCJで実施しつつ、オープンの催しを開催するため、2015年に全日本スーパーカー連絡会を設立。2017年3月1日に一般社団法人としての日本スーパーカー協会を立ち上げたのである。

子どもたちが主役になれるコンテンツを用意

オープンイベントを開催するために設立した全日本スーパーカー連絡会、そこから移行するかたちで発足した日本スーパーカー協会。いずれもオーナーと世の中に貢献し、次世代を担う子どもたちを盛り上げたいという想いを主意としている。

そのため、イベントコンテンツの中にキッズ向けのスーパーカー解説ツアーや乗車体験を用意しており、筆者が取材した初日は生憎の天候だったが、両方とも盛況だった。

子どもたちが楽しめるイベントを開催し 自動車文化および産業の発展のために活動。
子どもたちが楽しめるイベントを開催し 自動車文化および産業の発展のために活動。    高桑秀典

1970年代後半に巻き起こったスーパーカーブームを経験した世代にはお馴染みの光景となるが、乗車体験というのは一生モノの思い出になる。実際、新車時代のカウンタックLP400やBBシリーズのシートに座ることができ、すっかりインスパイアされてしまった少年たちが熱量を維持したまま大人になって、実際にランボルギーニフェラーリを購入しているのだ。

TSD 2024の会場でマクラーレンなどの乗車体験を楽しめた少年たちの中からも、将来、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストン マーティンなどを購入するクルマ好きが現れるだろう。

また、スーパーカーエンジンサウンドパフォーマンス、キッズEVカートも用意されていたので、豪快な排気音やドライブ体験に感化されてしまった少年たちも相当数いたはずだ。

ちなみに親世代は、モデル撮影会、ベリーダンス、トークショー、ラッパーSHOさんライブ、じゃんけん大会、キッチンカーなどを楽しめた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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