ハコスカGT-Rで走行7万7777km到達&MR-SがカウンタックLP500に変身!【オーナー紹介】

公開 : 2024.10.25 11:45

カウンタックLP500のレプリカはMR-Sがベース

日本スーパーカー協会が国産旧車と共に展示することを認めているのが、カウンタックLP500のレプリカだ。

オーナーのしんじさんは現在57歳で、2000~2003年頃にカウンタックを購入したいと思ったが、既に2000万円と高額だったので断念。レプリカでもいいかな? と考えるようになったのだという。

オーナーのしんじさん。実はMR-SとLP500のホイールベースは同じ2450mm。
オーナーのしんじさん。実はMR-SとLP500のホイールベースは同じ2450mm。    高桑秀典

「クラッシュテストに使用されて現存しないLP500のことを大人になってから知って、キレイなクルマだと思いました。カウンタックは進化する過程で、どんどんデコラティブになりました。でも、やっぱりLP400までのシンプルなデザインがいいんです」

しんじさんは以前からレプリカを造っているショップをよく訪れていたらしく、ニュージーランドのキットメーカーがカウンタック・レプリカを生産しなくなり、懇意のショップがトヨタMR-Sベースで造るという情報を入手。それを踏まえ、2017年6月にLP500の製作をオーダーした。

ランボルギーニが公開している数枚の写真とプラモデルやミニカーを作っている人たちの資料しか存在していないので、ショップと話した結果、LP400レプリカ用の型をベースに、それを修正しながらLP500にしました。内装はカウンタックの市販版を参考にしています」

資料集めなどに時間がかかり、2019年の正月から造り始め、同年の9月に完成したそう。ドアの構造などもLP400レプリカがベースだが、とにかくよくできた1台だと感じた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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