クラシカルな「高級オープンカー」発売 モーガン・プラスシックス 世界限定30台の最終モデル

公開 : 2024.10.25 18:05

Q&A:モーガン新社長 マシュー・ホール氏

――モーガンの優先課題について教えて下さい。

「当社は、現在の方向性を広く継続する必要があります。しかし、最近、ピニンファリーナとの限定プロジェクトである『ミッドサマー』が成功を収めており、間違いなくそういったものがもっと必要だとわたしは考えています。また、ジョン・ウェルズ率いる素晴らしいデザインチームと3年間一緒に仕事をしてきましたが、彼らももう少し、予想外のところへ解き放たれる必要があると思います」

モーガンのマシュー・ホール社長(左)
モーガンのマシュー・ホール社長(左)
    AUTOCAR

――ということは、将来はもっと違った見た目のモーガンになるのでしょうか?

「従来のお客様の期待に応えられる限り、昔のモーガンとは違う、新しいモデルの余地は確かにあります。わたし達がコーチビルディング技術の維持と拡大に熱心な理由はそこにあります。当社のクルマの基盤はずいぶん進歩しましたが、外装の一部には追いつかなければならないものがあります。コーチビルドは柔軟性に富んでいるのです」

――もっとハイテクなモーガンが必要とされているのですか?

「先進技術の導入は急いでいません。特に、アナログ的なドライビング・エクスペリエンスを向上させるものでなければ。当社はこれまで、乗り心地やハンドリングの向上など、小さなメカニカルなことを中心に取り組んできました。その路線を続けるでしょう」

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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