【トヨタとNTTが共同取り組みに合意】 『モビリティ×AI・通信』で交通事故ゼロ社会の実現を

公開 : 2024.11.01 11:15  更新 : 2024.11.01 20:22

2030年までに5000億円規模の投資

モビリティAI基盤は、1:分散型計算基盤、2:インテリジェント通信基盤、3:AI基盤により構成されている。

データや通信量の変化はすさまじく、SVDの台数が増加していく2030年には、現在より必要な計算能力は150倍、通信量は22倍になると予測されている。

この取り組みにおいて、今後両社で2030年までに5000億円規模の投資を見込んでいる。
この取り組みにおいて、今後両社で2030年までに5000億円規模の投資を見込んでいる。    トヨタ自動車

これに対応すべく、NTTの革新的なネットワークである『IOWN』を活用し、大容量で高品質かつ低消費電力のモビリティAI基盤を作り上げていく。

このモビリティAI基盤はモビリティ分野での標準化を目指し、両社だけでなく交通事故ゼロ社会の実現という大義に共感する、産官学のパートナーに広く活用してもらうことを想定している。クルマや通信だけでなく、サプライヤー、テクノロジー、コンテンツエンターテインメント、生活サービス、モビリティサービス、エネルギーなど、さまざまなパートナーにはたらきかけていく。

この取り組みにおいて、今後両社で2030年までに5000億円規模の投資を見込んでいる。2025年以降、モビリティAI基盤の開発をスタートさせ、2028年頃からさまざまなパートナーと、三位一体でのインフラ協調による社会実装を開始。そして2030年以降の普及拡大を目指していく。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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