【マツダCX-80が大改善を経て登場】スポーツカー好きの20代編集部員がその真価に迫る!

公開 : 2024.11.06 07:05

上質なインテリアと流美なデザイン

もうひとつの特徴は内装。今回試乗した上級グレードのプレミアムスポーツではダッシュパッドがタンのアルカンターラ素材で張られており、欧州車にも負けない風合いを出している。標準的なグレードでは、色こそ地味目ではあるが質感はしっかりしていて『質実剛健』といった感触だ。

関係者によると、CX-60でもヨーロッパのブランドや日本の高級ブランドからの乗り換えや、それらのメーカーとの検討をしている人が増えたという。流行を追って、照明のギミックや大きな画面を追い求めるのではなく、運転中でも操作しやすい物理スイッチと、純粋な質感の良さで勝負をしているというのはとてもいいと思う。

マツダは、クルマ好きのためのクルマを新たに開発して作り続けようとしているように思える。
マツダは、クルマ好きのためのクルマを新たに開発して作り続けようとしているように思える。    平井大介

縦置きプラットフォームと大排気量直列6気筒ディーゼル組み合わせに、光り物に頼らない趣のあるインテリアなど、マツダはクルマ好きのためのクルマを新たに開発して作り続けようとしているように思える。そういった姿勢に、僕たちクルマ好きは感謝しなければならない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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