【まるでFR車のような感覚】実効空力エアロパーツ体験会で感じる、ホンダアクセス30年の底力

公開 : 2024.11.11 07:05

いかにボディをしなやかに捻じらせ、路面に追従させるかがソリッドな乗り味のキモ

ホンダアクセスが1994年から手がけてきたモデューロは、走りを極めたカスタマイズブランドで、ホンダ純正のアルミホイールブランドとして誕生。のちに商品領域をエアロパーツやサスペンションなどにも拡大した。

実効空力を初めて提唱したのが2008年に登場したスポーツ・モデューロ・シビック・タイプR(FD2型)で、モデューロの30周年に際して車両を取得。当時のカスタマイズパーツをレストアして装着し、既述したように実効空力エアロパーツの第一歩を報道関係者が一般道試乗にて体感することができた。

脱着可能な金属製のバーを取り外すことで走行フィーリングが変化することを体感。
脱着可能な金属製のバーを取り外すことで走行フィーリングが変化することを体感。    高桑秀典

また、モデューロの30年にわたる歴史の中で培ってきた実効空力のノウハウをフィードバックし、土屋圭市氏と共に走り込んで開発した11月発売予定のテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)を装着したシビックRSでも同じワインディングを走行させてもらった。

それらの一般道試乗に加え、ホンダアクセス試乗会恒例の一風変わった実験試乗コンテンツとして用意されたのが、ちょっとしたことで変化するクルマの“バランス”を感じることができる実効空力“感” エアロパーツ実験車のテストドライブだ。

これはテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)の実効空力開発にあたってボディコントロール技術の研究のために用意されたコアバリュー車の試乗で、ボディ剛性がクルマにもたらす影響を体感できた。

ホンダアクセスの独自性のある技術は、こういう試作車から生まれている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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