【MTとATを同価格で】BMW M2クーペに新型登場 最もコンパクトなMモデルでも480ps
公開 : 2024.11.05 06:45
BMWは新型M2クーペを発表。MT/ATモデル共に998万円の設定とし、3L直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンは480psを達成。これが現行BMW Mモデルのエントリーグレードとなります。
「BMW M2クーペ」の新型モデル
BMWは、高性能BMW Mモデル「BMW M2クーペ」の新型モデル(全面改良)の受注を開始。納車は、本年11月からを予定し、メーカー希望小売価格(税込)はMT/ATモデル共に998万円の設定となる。
BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つは本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルであり、今回発表のBMW M2は、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。
高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した新型BMW M2は、1985年に登場し高性能スポーツ・カーのベンチマークを確立した「初代BMW M3」と、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルであり、初代BMW M2は2016年に発表となり、今回発表のBMW M2は、二世代目となる。
新型BMW M2
新型BMW M2は、コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりと、ターボ・テクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現し、BMW Mモデルらしいパワフルなスタイリングと共に高いコーナリング性能を発揮。アドレナリンがほとばしる究極の「駆けぬける歓び」を実現しているという。
また、よりダイレクトに車両を操れるマニュアル・トランスミッション搭載モデルも、ラインナップする。
さらに、BMW M2は、衝突回避・被害軽減ブレーキ等の先進安全機能である「ドライビング・アシスト」、車載通信モジュールによりITネットワークを活用する「BMWコネクテッド・ドライブ」、AI技術の活用により音声会話で車両操作が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載する等、最先端技術を惜しみなく搭載したモデルとなった。
デザイン
新型M2のフロント・デザインは、BMW 2シリーズ・クーペをベースとしながらも、大きく左右に張り出した四角型基調のエア・インテーク、ヘッドライト周りのデザイン、横バーを採用した直線的なデザインのフレームレスのキドニー・グリル、横方向にワイドにしたフロント・ホィール・ハウス等により、より存在感を強調し、大きく違う印象を与えるものとなった。
リア・デザインは、LED技術を取り入れスモーク処理されたコンパクトなテール・ライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイ・パフォーマンス・モデル伝統の存在感のある4本出しエキゾースト・パイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリア・ディフューザー等の採用により、シンプルながらスポーツ・クーペにふさわしいグラマラスで存在感を与えられている。
サイド・デザインは、BMW 2シリーズ・クーペの伸びやかなサイド・デザインと居住性はそのままに、特に、フロントおよびリアのバンパー・デザインを力強く大きくすることで、パワフルな走りを表現。
サイド・スポイラーは、BMW 2シリーズ・クーペに対して大型化し、ボディ同色とする事で、安定感を表現。さらに、全高を低くすることで、低重心化と共に、大径ホイールと相まって、レーシング・カーのような迫力をもたらしたという。
インテリアにおいては、上級モデルとなるBMW M3/BMW M4と共通のコンポーネントを多く採用し、iドライブ・コントローラー、および、タッチ操作が可能な視認性に優れたカーブド・ディスプレイ、全席乗員の身体をしっかりと支えるMスポーツ・シート、フロント・シートに内蔵されたイルミネーション付きのM2ロゴ、コンパクトながら大人2名乗車が可能な後席が、特徴的だ。
また、サーキット走行に適した、BMW M3/BMW M4同様のMカーボン・バケット・シートをオプション設定。
多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートするMカーボン・バケット・シートは、前席2脚で約10kgの軽量化も実現する。