【こんな富士は見たことない】マツダファンフェスタはコンテンツ大充実で大盛況!

公開 : 2024.11.08 11:45

こんな富士スピードウェイは見たことがない、というのが編集担当の印象です。5年ぶりに富士で開催となったマツダファンフェスタは、とにかくコンテンツが大充実でした。高桑秀典と編集部平井がレポートします。

5年ぶりに富士スピードウェイで開催

去る10月19~20日、『マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ』が開催された。

富士だけでなく岡山や東北でも実施され、国内最大級のマツダ・ファンの祭典として知られる同イベント。2012年から1年に一度のお楽しみとして親しまれてきたが、ここ数年はコロナ禍の影響もあって中断を余儀なくされていた。

10月19~20日、『マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ』が開催。
10月19~20日、『マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ』が開催。    平井大介

そのため、富士スピードウェイでの開催が5年ぶりとなった昨年は、ワンデイのイベントながらも、待ち望んでいたマツダ・ファンが1万4000人も来場。2日間のイベントとなった今年は、2万1000人という入場者数を目標として大々的に実施された。

マツダはこのイベントをファンとダイレクトにつながる場と位置づけており、笑顔で、いきいきとした体験を五感で楽しんでもらうことを主意にしている。自動車趣味人、ファミリー、キッズが、それぞれ自身にぴったりのコンテンツで体験を楽しめるようになっており、今年も盛り沢山な内容だった。

毛籠社長もシートを勝ち取って参戦

例えばコース上では、マツダの全国販売店、グループ会社が参戦する3時間耐久レース、マツダグループチャレンジカップ(通称マツチャレ)を開催。これには毛籠勝弘社長も自ら参戦しているが、社長とはいえ、それなりのドライビングスキルが求められる。ご本人も「シートを勝ち取った」と笑いながらコメントされていた。

こういった”走るトップ”は、日本国内ではトヨタ自動車の豊田章男会長と毛籠社長が筆頭となる。そんなカーガイが率いるクルマメーカーは、クルマ好きの視点に立つと、非常に魅力的に映る。

マツダグループチャレンジカップには、マツダの毛籠勝弘社長も自ら参戦。
マツダグループチャレンジカップには、マツダの毛籠勝弘社長も自ら参戦。    平井大介

なお今回はイベントをサポートしたマツダ社員の総数が実に約450名にもなり、それとは別で毛籠社長をはじめとする役員も11名参加。その顔ぶれからも、心を込めてユーザーをおもてなししようというマツダの企業理念を窺い知ることができた。

コース上もピットもパドックも、とにかく様々なコンテンツが行われ(体験コンテンツは50近くある)、その全てをここでご紹介するのは不可能だ。

しかし1点お伝えしたいのは、アフターパーツメーカーなど社外品の出店ブースもあったこと。こういった排除しがちなものを喜んで受け入れるのも、あくまでマツダ・ファンの視点に立ったクルマ好きの姿勢が見え、好感が持てた。現場の様子は画像のページでご確認頂きたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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