【10位中、8台がトヨタ】首位はヤリス 2024年10月期 登録車新車販売の車名別ランキング

公開 : 2024.11.08 05:25

登録車の10月期の車名別新車販売はトヨタ・ヤリスが2カ月連続で首位に立ちました。Top10以外では、SUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが続く一方で、新型車や一部改良モデルの販売の伸びが目立ちます。

2024年10月期における登録車新車販売の車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2024年10月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年10月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万6830台
2位 トヨタ・カローラ:1万4865台
3位 トヨタ・ルーミー:1万2868台
4位 トヨタ・ライズ:1万453台
5位 トヨタ・プリウス:9337台
6位 トヨタ・シエンタ:9161台
7位 ホンダフリード:8091台
8位 日産ノート:7618台
9位 トヨタ・ノア:6789台
10位 トヨタ・アルファード:6591台

スポーツモデルの中で健闘するマツダ・ロードスター。
スポーツモデルの中で健闘するマツダロードスター

登録車の10月期の車名別ランキングは、生産・出荷を再開したトヨタ・ヤリスが前年同月比5.7%増の1万6830台を販売して、2カ月連続でのシェアトップに就く。

なお、ヤリスは軽自動車を含めた車名別新車販売でも、2023年7月期以来の首位に輝いた。続く第2位には、アクシオ/フィールダーの生産・出荷を再開したトヨタ・カローラが同25.8%増の1万4865台を記録して前月と同位に位置。

また、第3位には同16.7%増の1万2868台を達成したトヨタ・ルーミーが前月から1ランクアップで、第4位には同81.7%増の1万453台を売り上げたトヨタ・ライズが3ランクアップで、第5位には同6.5%増の9337台を成し遂げたトヨタ・プリウスが4ランクアップで入り、久々にトヨタ車がトップ5を占める。

以降はトヨタ・シエンタ、ホンダ・フリード、日産ノート、トヨタ・ノア、トヨタ・アルファードの順で続き、トップ10のうちトヨタ車が前月から2車種増えて8車種、日産車が前月から1車種減って1車種、ホンダ車も前月から1車種減って1車種という結果となった。

トップ10以降は?

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが続く一方で、新型車や一部改良モデルの販売の伸びが目立った。

4月にクロスオーバーの一部改良を図ったトヨタ・クラウンは前年同月比87.3%増の5865台を記録して第14位に、4月に250シリーズを発売したトヨタ・ランドクルーザーワゴンは同56.0%増の5549台を販売して第16位に位置。

スポーツモデルの中で健闘するマツダ・ロードスター。
スポーツモデルの中で健闘するマツダ・ロードスター。

また、3月に販売を開始した新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは3829台を登録して第20位に、10月16日に発売した新型コンパクトSUVのスズキフロンクスは月販目標1000台を超える2137台を売り上げて第29位に入る。

さらに、10月に改良モデルを発売したマツダ3は同104.8%増の1948台を達成して第33位に、7月にHVモデルの生産・出荷を再開したダイハツ・ロッキーは同59.6%増の1920台を販売して第34位に、10月に販売を開始したフラッグシップSUVのマツダCX-80は1856台を登録して第35位にランクインした。

スポーツモデルの健闘も光り、7月にRFの生産・出荷を再開したマツダ・ロードスターは同130.4%増の848台、7月に一部改良を実施したトヨタ86は同692.2%増の713台のセールスを成し遂げている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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