もう一度見られるとは… 現代に蘇った「意外」なクラシックカー 10選 

公開 : 2024.11.30 18:05

フォードRS200

「RS200」が同車の発売40周年を記念して、限定特別車として復活する。

伝説的な1台をリマスターするにあたり、フォードがパートナーとして選んだのが、英国のボアハム・モーターワークス社だ。同社が手がけるRS200は、既存車のコンポーネントを使用するのではなく、「まったく新しい」作品として一から英国で生産される。

フォードRS200
フォードRS200

どのような外観になるかはまだわからない。しかし、初期段階での予告によれば、オリジナル車のシルエットを受け継ぐ一方で、LEDヘッドライトなどのディテールは最新のものになるようだ。

パワートレインについても未公表だが、同社はオリジナルのRS200の特徴として、ミドマウントエンジンと四輪駆動システムを挙げている。つまり、これらは維持される可能性が高い。

ジャガーXJS

ジャガーXJSは、モータースポーツの伝統を受け継いでいるにもかかわらず、ロードカーとしては際立って速いわけではいない。TWRパフォーマンス社はそれを変えたいと考えている。

今年初め、TWRパフォーマンスはジャガーXJSにカーボンファイバー製ボディ、V12スーパーチャージャー、マニュアル・トランスミッションを搭載し、最高出力600psを発生させるという奇抜なモデルを発表した。

ジャガーXJSスーパーキャット
ジャガーXJSスーパーキャット

アグレッシブなボディラインは、インターネット上で有名なデジタルデザイナー、カイジル・サリーム氏と、ポルシェのモディファイで知られるマグナス・ウォーカー氏によるものだ。開発は、F1での経験も持つTWRによって行われ、2年以上が費やされた。

TWRパフォーマンスは、この「XJSスーパーキャット」を88台生産する予定だ。この数字は、TWRが1988年にル・マンで初優勝したことを記念したもの。価格は22万5000ポンド(約4470万円)だ。

トライアンフTR2

ロンドンを拠点とするデザイン会社マッキナは、2023年に現代版トライアンフTR2を発表し、トライアンフ愛好家たちの心を躍らせた。

同社は通常、自動車メーカーと密接に、そしてひっそりと仕事をする縁の下の力持ち的な存在だが、「TR25コンセプト」はトライアンフの自動車メーカーとしての100周年とトライアンフTR2の70周年を記念して発表された。

マッキナTR25コンセプト
マッキナTR25コンセプト

BMW i3のシャシーをベースに、ドイツで製作されたワンオフモデルだ。

量産化される予定はないが、もし非常に資金力があり、懇切丁寧にお願いすれば、マッキナが作ってくれるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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