『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 前編
公開 : 2024.11.10 18:05
日産キックス・ビーチパトロール(2024年)
2025年モデルの新型キックスが今年初めに発売されたが、SEMAでは日産が2台のカスタムカーを披露した。AUTOCARのお気に入りは、このキックス・ビーチパトロールだ。レスキュートラックにインスパイアされたもので、地上高を50mmアップし、18インチのNISMOホイールとヨコハマのオールテレーンタイヤを装着している。カスタムのアンダーボディプロテクション、追加ライト、トラクションボードとサーフレスキューボード用のカスタム・ラックマウントが外観を完成させている。
フォード・ロードスター(1932年)
フォードのマークが描かれたバルブカバーに惑わされてはいけない。このロードスターはシボレーのLS3エンジンにBorlaインジェクションを搭載している。フロリダ州のオーナー、スコット&ステファニー・モヴィック夫妻のために、ミズーリ州のエース・ファブリケーション社が製作したもので、ロングホイールベース、オープントップ、エアコン付きのシートが装備されている。ポルシェ・エトナ・ブルーのペイントはショー・ミー・ロッド&カスタム社が施した。本稿執筆時点では、エース・ファブリケーション社のクリス・クラーク氏が、SEMAの毎年恒例の大会「バトル・オブ・ザ・ビルダーズ」のトップ12ファイナリストに選ばれている。
ACエース・クラシック・エレクトリック(2024年)
コブラの前身であるACエースをカーボンボディの電動モデルに仕上げた車両が、SEMAショーで発表された。トレメック・エレクトリックGT eGT413モジュラーEVプラットフォームが推進力となっている。2500ポンド(1136kg)を下回る車体重量と300psの出力により優れたパフォーマンスを発揮するはずで、72kWhのバッテリーで約320kmの航続距離を実現する。手作業で組み立てられ、納車開始は2025年を予定。価格は27万5000ドル(約4200万円)+地方税。
ジープFJ6Aポスタル・ビークル(1965年)
ネブラスカ州リンカーンのFTPスピードショップ社の作品は、今年のSEMAで唯一のポスタル・ビークル(郵便車)だ。「ツインスネイルメール」と名付けられたこの最高出力517psのショートホイールベースのバンなら、速達も問題なく行えるだろう。ツインターボの4.8L LSエンジン、エアサスペンション、マスタングIIのサスペンションとブレーキコンポーネントが自慢だ。