『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 後編

公開 : 2024.11.10 18:25

ラスベガスで開催された世界最大規模の自動車部品見本市『SEMAショー』から、特に素晴らしかったコンセプトカー、カスタムカー、レストア車両を紹介する。

ダットサンB210(1978年)

オデッセイ・バッテリー社がスポンサードするターコイズブルーのB210 ‘Boosted B’ は、ニューメキシコ州ラスクルーセスのタイム・ワープ・オート社のザック・イーソン氏による最初のSEMA出展作品だ。最高出力350psの日産KA24DETターボエンジンを搭載し、特徴的なダックテールスポイラーを備えている。

ダットサンB210(1978年)
ダットサンB210(1978年)

ダッジ・パワーワゴン

テキサス州テキサーカナにあるファット・ダディーズ・ガレージ社は、オーナーのジョイ&ケビン・ジョーダン氏のために、6.7Lカミンズ・エンジンのパワーワゴンをカスタムした。ティズデール・コーチワークスによるボディとシャシー、ライデテックによるエアライド・サスペンション、ダイナマットの遮音材、クラシック・オート・エアのエアコン、ニットーのグラップラー・タイヤを履いた20インチの鍛造ホイールなどが主な特徴だ。

ダッジ・パワーワゴン
ダッジ・パワーワゴン

ダットサン2000ロードスター(1969年)

ビルダー兼オーナーであるコナー・マクエルバイン氏は、10年間自動車のカスタムに携わっているが、ダットサンは自分で完成させた初めてのクルマだという。多くの加工作業はもちろんのこと、4リンク・サスペンション、シャシー、シート、フェンダー、フロントリップ、インテリアなど、カスタムは多岐にわたる。オープンカーにしたことで、インテリア、シート、カンチレバー・サスペンションの出来栄えを披露することができたと彼は言う。マクエルバイン氏はバトル・オブ・ザ・ビルダーズ「ヤング・ガンズ」部門のファイナリストである。

ダットサン2000ロードスター(1969年)
ダットサン2000ロードスター(1969年)

ポルシェカイエン・トラック(2006年)

こちらは、通常のV8カイエンをオーバーランドスタイルのキャンピングカーに改造した「ポルシェアップ・トラック(Porsche-Up Truck)」だ。ザ・ラッド・ファクトリー社のギャビン・マルコム氏とディラン・ファウル氏が、チューン・アウトドアのM1キャンパー、オープンロード4WDのオーニング、クエイクのLEDライト、AKI オーバーランドのサスペンションリフト、特注のラッピングを施した。

ポルシェ・カイエン・トラック(2006年)
ポルシェ・カイエン・トラック(2006年)

グリーンウッド・コルベット・スポーツワゴン(1969年)

クエイクLEDの「フリークショー・ビルド」は、SEMAの常連だ。この「クワベット」と呼ばれる1台は、クルーガー・カスタムズ社のケン&チャド・クルーガー氏らが製作した。ウィルウッド製ブレーキとライドテック製サスペンションを装備し、ボディと塗装はカロライナSTEAMパンクスの学生チームがリファインした。

グリーンウッド・コルベット・スポーツワゴン(1969年)
グリーンウッド・コルベット・スポーツワゴン(1969年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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