『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 後編
公開 : 2024.11.10 18:25
プリムス・ヴァリアント(1968年)
ニューヨークのスティーブン・シェパード氏は、5年前にヴァリアントを完成させた。3年がかりの製作には大量の新しい部品が必要で、当初は340立方インチ(5.6L)スモールブロック・エンジンと4速トランスミッションで数年間走っていたが、ヘルキャットへの換装を決めた。
ラム2500パワーワゴン(2024年)
ラムのパワーワゴン・コンセプトは、モパーとカスタム・アクセサリーを使用し、日常の仕事用と週末の冒険に備えて設計されている。サテン・ステルスサンドのペイントが、3D地形図パターンが特徴的なマットブラックのボックスとコントラストを成している。
トラックの荷台上部には、ライトナー・デザインズ製のアクティブ・カーゴラック・ストレージ・システムが、荷台側面の上部に沿って一体化されたギアPODSを最大8個搭載し、荷台フロアを犠牲にすることなく収納スペースを追加している。インテリアでは、ブラウンとブラックのレザーに、ブラックとオレンジのスエードを使ったカスタムシートが装備されている。
AMゼネラル・ハンヴィー(2009年)
今年のSEMAの数あるワイルドな作品の中でおそらく最もワイルドな「Elゼネラル6×6」は、ミリタリーグリーンのハンヴィーをレースカー風の六輪駆動の巨体に変身させたものだ。製作者のダントン・アーツ・カスタム社とフレンチ・エクスポート社は、六輪のシャシーに合わせてボディを切り、リアセクションを削り、飛行機の翼を改造した巨大なリアウイングを装着した。Elゼネラル6×6は、2024年1月のバレット・ジャクソン・オークションで75万ドル(約1億1000万円)で落札された。
シボレー・ベルエア(1954年)
リキモリ社は1957年に設立されたため、今年のSEMAブースは1950年代をテーマにしていた。ジュークボックス、ヴィンテージの給油ポンプ、メカニックのユニフォームと並んで、このエレガントなカスタム・ベルエアが置かれていた。5000時間のレストアが完了したばかりで、その費用はおよそ28万ドル(約4200万円)。カリフォルニア州ベーカーズフィールドにあるボーン・ヴィンテージ・ホットロッズ社が、ルーフラインを50mmカットし、エアサスペンションを取り付け、383ストローカーエンジンを搭載した。
フォードF-100(1969年)
ソロモン・ランガーのカスタムF-100「クライド」は、フォード・カスタム・ガレージのブースに並んだプロジェクトカーの中でもひときわ目立っている。このピックアップトラックの心臓部には、5.2L V8のフォード・パフォーマンス・ラプターRクレートエンジンとウィップルの3.8Lスーパーチャージャーが搭載されている。最高出力は900ps以上、最大トルクは96kg-m以上と予想されている。カーボンファイバー製のボディパネルの下には、ファット・フェンダー・ガレージのポータービルト・ステージ2コイルオーバーシャシーが隠れている。