トヨタスープラバード(2024年)

「スープラバード」は、トヨタの新しいアンバサダーであるNASCARの偉大なリチャード・ペティ氏を称えるもので、同氏は例年通りSEMAでサイン会を行っていた。ペティ氏のアイコンであるプリマス・スーパーバードを現代風にアレンジしたこのモデルは、NASCARアナリストのラトリッジ・ウッド氏の構想によるもので、彼自身のコレクションであるGRスープラ3.0プレミアムをベースとしている。

メカニカルな改造もあるが、このクルマはスタイリングがすべてだ。スーパーバードらしさを強調するためにボディキットが追加され、ボディもペティブルーにペイントされた(ラッピングではない)。ドアとルーフにはペティ氏の番号「#43」がハンドペイントされ、オリジナルのレーシングカーを彷彿とさせる。このスープラバードはホットウィールからもミニカーが発売される予定で、ショーカーのダッシュボードにはそのプロトタイプが展示されている。

トヨタ・スープラバード(2024年)
トヨタ・スープラバード(2024年)

テスラ・サイバートラック・ポリス(2024年)

サイバートラックはSEMAに多数出展されており、ウッドパネル張りの車両から、愛国的な星条旗ラッピング(大統領選の真っ最中)、アンプラグド・パフォーマンス社による警察車両まで、10台以上のカスタマイズカーを見ることができた。写真のパトカー仕様には専用のライトと電子機器、追跡用のホイールとタイヤが装着されている。

以上で、SEMAショーで見られた最高の展示品の紹介は終わりだ。ショー最終日は壮大なSEMAフェスで締めくくられた。

テスラ・サイバートラック・ポリス(2024年)
テスラ・サイバートラック・ポリス(2024年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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