【国内4拠点目/中国エリア初のショールーム】ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山がオープン!

公開 : 2024.11.12 11:45  更新 : 2024.11.13 18:35

11月9日、ヒョンデの中国エリア初となるショールーム、『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山』がオープンしました。こちらは、国内4拠点目となります。ヒョンデはオンラインで車両販売をしていますが、こうした拠点を作るのはなぜでしょうか? 内田俊一がレポートします。

ナンバーワンの存在感

11月9日、中国エリア初のショールーム、『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山』がオープン。輸入元である『ヒョンデ・モビリティ・ジャパン』からだけでなく、衆議院議員の逢沢一郎氏も駆けつけ、オープニングセレモニーが開催された。

『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山』は、ヒョンデの実車を見ることができるだけでなく、商品説明、購入サポートをはじめ、整備工場を併設することから、メンテナンスや買い取りサービスも提供するサポート拠点だ。

11月9日、中国エリア初のショールーム、『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山』がオープン。
11月9日、中国エリア初のショールーム、『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山』がオープン。    内田俊一

これまでどおりオンライン販売は変わらないものの、まずは少しでも多くの人たちにクルマを見て、知って、乗ってもらうこと、そのタッチポイントを増やしていきたいというのが、『ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ』の大きな目的だ。

今回、国内4拠点目となるショールームをオープンした理由について、ヒョンデ・モビリティ・ジャパン乗用車事業担当マネージングダイレクターの七五三木敏幸氏は、「佐藤社長(ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山を運営するHeart Up Worldの佐藤義寛氏)が電気自動車への造形が非常に深く、知識や経験をお持ちになっていることから、これまでヒョンデの指定サービス工場をお願いしていました。これだけの情熱のある方ですから、ぜひヒョンデ・モビリティ・ラウンジもお願いしたいということになりました」と話す。

そして、完成したショールームを見て、「この場所は岡山の中ではおそらく、自動車を販売するのに最も適している場所で、多くのお店が集まっています。その中で、どの角度から見ても、デザインも、そして存在感もナンバーワンです。素晴らしいお店だと思います」と高く評価していた。

オンとオフのいいとこ取り

七五三木氏は、ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山などで行っている『エージェントセールスモデル』について、「クルマの説明や試乗の対応をさせていただきます。購入手続きはオンラインですが、もちろんそのサポートも必要に応じて行います。そして、納車、アフターサービスも行います」と説明。役割の大きさを強調した。

また、七五三木氏は最も大切なこととして、「日本の場合、注文した後がとても面倒なんです。例えば車庫証明やローンの手続きなど、納車のために多くの準備をしなければなりません。それをお客様にしていただくのが、ダイレクトセールス(オンライン販売)のアキレス腱で、途中で面倒になってしまうこともあります。そこでここ(ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ)の出番です。そういったさまざまなことを代行いたします」と説明。つまりオンラインとオフラインのいいところを組み合わせたわけだ。

ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山を運営するHeart Up Worldの佐藤社長らが、テープカットに参加。
ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山を運営するHeart Up Worldの佐藤社長らが、テープカットに参加。    内田千鶴子

そして、「販売するための先兵たる拠点としてという考えではなく、お客様にサービスをする拠点として、あるいはクルマを知っていただく拠点として、こうしたショールームを作っていきたいんです」と語った。

一方、佐藤社長は、「岡山及び中四国の地域の皆様に、革新的で安全かつ快適な移動空間をお届けするための拠点としてオープンいたします。その品質を体験していただきながら、日々の生活をより豊かなものに変えていくお手伝いを我々ができたらと考えています」とコメントした。

ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山

所在地:岡山県岡山市北区野田2-14-28
営業時間:10:00~19 : 00(日曜日は17 :00まで)
定休日:毎週月曜日
電話番号:086-245-0310

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    内田千鶴子

    Chizuko Uchida

    イタリアとクルマが大好きで、1968年式のFiat 850 spider Serie2を20年以上所有。本国のクラブツーリングにも何度か参加している。イタリア旅行時は、レンタカーを借りて一人で走り回る。たまたま夫が自動車ジャーナリストだったことをきっかけに取材を手伝うことになり、写真を撮ったり、運転をしたりすることになった。地図は常にノースアップで読み、長距離試乗の時はナビを設定していても、ナビシートで常に自分で地図を見ていないと落ち着かない。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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