【ルノーカングージャンボリー2024】台数の分だけあるカングーへの愛!全国から個性派オーナーが集結

公開 : 2024.11.14 11:45

2002年式1.4/宮下豊史さん

初代カングーのラゲッジに、ハーレーダビッドソンX350を積み込んできた宮下さん。バイクメディアで携わる仕事をされているため、愛車のカングーをトランポとしても活用している。

「初代カングーが出たときに、凄く気に入りました。当時は、買えませんでしたが、その欲しかった初期型を知人が手放すというので飛びつきました」と嬉しそうに出会いを教えてくれた。歴代モデルの中でもっとも小さなボディだが、バイクはしっかりと収める。その姿には、カングー・オーナーたちもびっくりするそう。

2002年式1.4/宮下豊史さん(左)
2002年式1.4/宮下豊史さん(左)    大音安弘

バイクの積み下ろしもハイエースよりフロアが低いため、安全に作業できるそう。「確かにトランポとしてはハイエースの方が上ですが、運転の楽しさや乗り心地の良さは断然カングーです」と誇らしげな宮下さん。もし今の愛車がダメになってもまた初代を探すと、べた惚れだった。

2024年式1.6ゼンMT/香山祐哉さん

フクロウに引き寄せられて出会った香山さんは、10月に納車されたばかりの愛車で神戸より初参加。以前からアカアシモリフクロウを連れだって、バイクでキャンプにも出かけていたと聞いて、驚いた。二羽のフクロウ『アメリカワシミミズク』を迎えるにあたり、バイクでの旅が大変となったため、愛車探しを始めたそう。

以前はプジョー206に乗っていたフランス車好きということもあって、憧れていたカングーを探したという。そこで珍しい赤のボディカラーとMTの組み合わせの現車に出会い、購入を決断。

2024年式1.6ゼンMT/香山祐哉さん(とフクロウ)
2024年式1.6ゼンMT/香山祐哉さん(とフクロウ)    大音安弘

「初のカングージャンボリーは、皆さんのカングー愛にも刺激され、すごく楽しかった」と話し、乗りつぶす覚悟で色々なところにでかけてみたいと、早くもカングー・ライフを満喫されていた。

2019年グラン・カングー・ディーゼル/佐藤圭一郎さん、ご家族

フリーマーケットにご家族と共に参加されていた佐藤さんの愛車は、レアな2代目グラン・カングーだ。ドイツ仕様のディーゼルMTで、足回りには、車高調とBBSのアルミホイールを組み合わせ、スポーティにカスタム。運転席まわりには、3連メーターを追加するなど、走り屋仕様ともいえるカングーだ。

家族3世代が乗れるクルマを検討していたそうだが、できればMT車にしたいという難しい希望を叶えてくれたことが購入の決め手になったそう。並行輸入車だが、販売店が親身に対応してくれるため大きな不安はないとするが、正規輸入が検討されている新型のグラン・カングーにも少し興味があるという。

2019年グラン・カングー・ディーゼル/佐藤圭一郎さん、ご家族
2019年グラン・カングー・ディーゼル/佐藤圭一郎さん、ご家族    大音安弘

もちろん、自身で好みのカスタムを施した愛車への想いもあり、「まだまだ大事に乗っていきたいですね」と話してくれた。

発売から1年半ほどを迎えた新型の数も徐々に増えており、個性豊かな3世代のカングーに出会えるようになった。これからも世界最大のカングー・イベントとして盛り上がることを感じさせる、オーナーたちのカングー愛が印象的であった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    大音安弘

    1980年生まれ、埼玉県出身。幼き頃よりのクルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在は自動車ライターとして、軽自動車からスーパーカーまで幅広く取材を行う。原稿では、自動車の「今」を分かりやすく伝えられように心がける。愛車は、スバルWRX STI(VAB)とBMW Z4(E85)など。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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