【制限速度は350km/h!】マクラーレン史上最速モデルW1が日本初お披露目!

公開 : 2024.11.13 20:25

マイケル・ライターズCEO本領発揮

マクラーレン・オートモーティブCEOのマイケル・ライターズ氏はプレスリリースの中で、「まさにW1は、マクラーレンにしか生み出せない究極のスーパーカーです」と語っているのだが、2022年に就任した彼らしい作品ではないかと、個人的には思っている。

というのも前職はフェラーリで、296やプロサングエ開発の立役者になった人物。そんな技術畑出身の彼が率いたことで、より『レース企業らしい作品になった』と思えてならない。技術者として純粋に『こういうスポーツカーを作りたい』という視点が明確になり、まさにライターズ氏の本領発揮といえるのだ。

当日は関係者も来日。その熱量から、マクラーレンW1にかける思いが伝わってきた。
当日は関係者も来日。その熱量から、マクラーレンW1にかける思いが伝わってきた。    平井大介

そういった作り手の思い入れが強いことは、例えば、バッテリー容量1384kWh、EV航続距離2kmという数字に現れている。市場を考えればそのあたりのスペックも充実させたいところだが、そこはパフォーマンス重視と割り切ったということだろう。

世界399台限定生産となり、発表時点で既に完売。日本の割り当ては公表されていないが、アジア・パシフィック地域、特に日本での販売は好調とされるから、相当な台数が日本でも納車されるかもしれない。せめて助手席くらいには乗れれば……と、そのパフォーマンスに今から期待している。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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