米国人にそっぽを向かれた残念な欧州車 文化の違いが生んだ悲劇 22選
公開 : 2024.12.07 18:05
ユーゴ
フィアットの技術をベースにしながら、当時のユーゴスラビアで生産されたユーゴは、一見すると米国の消費者が興味を持つようなクルマではないように思われた。しかし、車両価格が4000ドル弱(現在の価値で1万ドル強/約155万円)と驚くほど安かったことから、一時的に大ヒットを飛ばした。
1985年に米国で発売されてから2年間で、販売台数は5万台近くまで急伸した。しかし、他のクルマと比較してもあまり出来の良いものではないと認識され、台数は急落。ユーゴスラビア紛争によって輸入は停止したが、いずれにせよ、それほど長くは続かなかっただろう。現在40歳以上の米国人にとって、ユーゴという名前はポンコツ車の代名詞だ。