【左ハンドルも導入開始】ポルシェ新型タイカン4/タイカンGTSの予約受注開始 11種のファミリーが完成

公開 : 2024.11.17 06:25

新型タイカン4:4輪駆動のタイカンの中でもっとも効率に優れたモデル

高い効率性と4WDを組み合わせたタイカン4クロスツーリスモに続いて登場した新型タイカン4スポーツセダンの性能は、タイカンのベースモデルに相当するという。

標準装備のパフォーマンスバッテリーまたはオプションのパフォーマンスバッテリープラスのどちらをアンダーボディに装着するかによって、ローンチコントロール使用時に最大300kWまたは320kWのオーバーブースト出力が得られる。

ポルシェ新型タイカン4およびタイカンGTSの予約受注を開始。
ポルシェ新型タイカン4およびタイカンGTSの予約受注を開始。

航続距離もバッテリーの種類によって異なり、パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能だ。

これによってこの2つのバージョンは、対応するタイカンモデルの値をわずかに35kmほど下回りながらも4輪駆動モデルの中では文句なしの航続距離におけるチャンピオンになっていると彼らはいう。

フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ1基の電気モーターを搭載したタイカン4は後輪駆動のタイカンよりも走行安定性が高く、トラクションも向上。これは加速値にも反映されており、タイカン4の0-100km/h加速タイムは4.6秒で、80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。

ポルシェはモデルサイクルを通して4輪駆動ストラテジーを改良しており、もちろん新しいタイカン4も、より高い効率を実現するためにこのような最適化の恩恵を受けていると述べる。

つまり、トラクション、ドライビングダイナミクスおよび走行安定性が許す限り、フロント電気モーターは電気的に切り離されおり、加速時や回生時など必要なときには数ミリ秒以内にスイッチが入る仕組みだ。

エクステリアでは、19インチタイカンエアロホイール、ブラックのブレーキキャリパー、LEDマトリックスヘッドライトなど充実した標準装備が用意されており、さらにポルシェ・トラクション・マネジメント(PTM)とポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント(PASM)を備えたアダプティブエアサスペンションも標準装備された。

フロントコンフォートシート(8way電動調整機能付)、ブラックパーシャルレザートリム、ダークシルバーアクセントパッケージ、レザーマルチファンクションスポーツステアリングホイール、シルバーブラッシュアルミニウムドアエントリーガード、サウンドパッケージプラスがインテリアの標準装備。

パーシャルレザーインテリアには、スレートグレーのほかブラック/チョークベージュの2トーンバージョンも用意される。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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