【AT限定でトラックに】日産「アトラス」にAT限定普通免許対応モデル 運送業界の課題解決へ
公開 : 2024.11.17 06:45
日産はいすゞの「エルフミオ」をベースに生産供給されているモデル「アトラス」のAT限定普通免許対応モデルを発表しました。2025年問題が騒がれる運送業界の課題解決を目指します。また商用特装車にもその利点を展開。
日産「アトラス」に普通免許対応モデル
日産は「アトラス」(F26型)に、オートマティックトランスミッション(AT)限定の普通自動車運転免許(普通免許)で運転できるモデル「アトラス 普通免許対応モデル」を追加し発売した。メーカー希望小売価格(税込)は446万8200円。
運送業界では、免許制度の改正により普通免許で運転が可能な車両の限定が進んだことや、免許保有者層の減少などにより、ドライバー不足が深刻化しており、今回発売する「アトラス 普通免許対応モデル」は、こうした課題の解決を図るものだ。
商品の特徴
・2023年10月にフルモデルチェンジをして発売した「アトラス」に搭載している、「プリクラッシュブレーキ(PCB)」をはじめ、「ブラインドスポットモニター(交差点警報・出会い頭警報)」/「車線逸脱警報(LDWS)」/「ふらつき警報」/「誤発進抑制機能」/「先行車発進お知らせ機能」/「車間距離警報」など、各種運転支援技術を全車標準装備し、ビジネスを安全面からサポートする。
・最高出力120ps、最大トルク32.63kg-mとパワフルな走行を実現しながらも、クラスNo.1の燃費を実現するディーゼルエンジンを搭載し、トランスミッションには乗用車感覚の扱いやすい走りを実現した6速ATを採用。
・積載量2~3tクラス同等の荷台寸法を維持しながらも、最小回転半径は4.4mと、乗用車並みのコンパクトさを実現し、狭い道での取り回しも安心。
・小径ステアリングの採用やシートスライドピッチの細分化、また新設計のキャビンによりヘッドクリアランスの拡大を図ったことで、大柄な方から小柄な方まで、多様なドライバーに対応。
・顧客の用途に合わせ、フラットローダブルタイヤ、フルフラットローダブルタイヤ、フルフラットローシングルタイヤの3種類から荷台の高さを選択可能。
・ボディカラーは、カスタム専用色のダークカーキメタリック、フリントグレーメタリックをはじめ、全5色を用意。
なお「アトラス 普通免許モデル」は、いすゞ自動車株式会社(以下 「いすゞ」)の「エルフミオ」をベースに、日産自動車の車種として、いすゞより生産供給されているモデルだ。
商用特装車「ワークユースビークル」も
また日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社は「アトラス」(F26型)の商用特装車「ワークユースビークル」シリーズに、オートマティックトランスミッション(AT)限定の普通自動車運転免許(普通免許)で運転できるモデルを追加し発売を開始した。
「アトラス」普通免許対応モデル「ワークユースビークル」シリーズ
電動ダンプ
荷台を傾ける装置を備えた車両。荷台の昇降音が小さいため、住宅街や夜間の作業も気を遣わずに行える。メーカー希望小売価格(税込)530万4200円。
リヤゲートリフター付トラック
荷台の後部にリフターを備えた車両。重量物の荷役を、安全かつ迅速に行うことができる。横揺れが少なく安定感のある垂直式と、より幅の広い積荷もスムースに昇降できるアーム式の2タイプを設定。メーカー希望小売価格(税込)524万7000円~515万3500円。
ドライバン
箱型の荷室を備える車両。幌がけやロープがけの手間を省略できるうえ、密閉構造により積荷を雨や風、ほこり、直射日光から保護することができる。メーカー希望小売価格(税込)520万6300円。