【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編

公開 : 2024.11.27 17:05

趣味の二刀流のススメ

それ以降はミニカーの世界でも京商やミニチャンプス、スパークにソリドといったメジャーブランドからも大小様々なスケールで、ロータス/ケータハム・セブンのミニチュアモデルがリリースされるようになりました。

1957年以来の長い歴史を誇るセブンゆえ、ロータス時代のシリーズ2から現代のケータハムのワンメイクレース仕様まで、モデル化される年式やグレードのバリエーションも豊富。まだネットがない時代、プロバンスムラージュの1/43レジンキットやウィリス・ファインキャスト(=オートキット)の1/24メタルキットをあちこちの模型専門店で探し回っていたのが夢のようです。

当時来日した、ケータハムのグラハム・ニアーン氏に書いてもらった直筆サイン。
当時来日した、ケータハムのグラハム・ニアーン氏に書いてもらった直筆サイン。    長尾循

世の中には「実車が好きすぎて、とてもその模型にまで手が回らん」という方も、「模型に全財産注ぎ込んでいるから、実車は買えない」という方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの場合はどちらもほどほどに楽しんでおる次第です。

あなたも何らかの『クルマのMyテーマ』をお持ちでしたら、それにちなんだモデルカーを集めてみるのも楽しいもんですよ。え? とっくの昔から、そんな趣味の二刀流生活を実践してるって? こりゃまた失礼いたしました。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    長尾循

    Jun Nagao

    1962年生まれ。企画室ネコ時代を知る最後の世代としてモデル・カーズとカー・マガジンの編集に携わったのち定年退職。子供の頃からの夢「クルマと模型で遊んで暮らす人生」を目指し(既に実践中か?)今なおフリーランスとして仕事に追われる日々。1985年に買ったスーパーセブンにいまだに乗り続けている進歩のない人。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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