アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
公開 : 2024.11.21 17:05 更新 : 2024.11.22 06:51
アルパインが、2025年モデルのカーAVを発表。アイテムのジャンルも点数も豊富で、すべては紹介しきれないほどですが、今回はナビとディスプレイオーディオを中心に注目モデルの気になるポイントを簡潔に紹介します。
悪路走行にうれしい傾斜計を追加
アルパインから2025年モデルとなるカーAVシステムがリリース。興味深いモデルが数多く揃っている。
アルパインは他メーカーと一線を画した独自路線を歩み、『車種専用モデル』を積極展開。カーナビ、ディスプレイオーディオ、デジタルルームミラー、スピーカーなどのジャンルを手掛けているが、いずれも後付け感のない純正品レベルの優れたフィッティングを実現しながら、アルパインならではの高機能を搭載している。今回は、先日行われたプレス向け発表会から注目モデルを中心に紹介。
同社の看板商品ともいえるのが、AV一体型カーナビの『ビッグX』シリーズだ。8型から11型までの大画面を搭載しながらも、インパネと一体化する車種専用ボディを備えている。今回登場したのは『ジムニー/ジムニーシエラ専用ビッグX EX10NX2-JI-64』(オープン価格/11月下旬発売)と『デリカミニ専用ビッグX EX10NX2S-DM-30-AM』(オープン価格/11月下旬発売)で、いずれも10型WXGAディスプレイを備え、DVD/CD、SDメカを搭載せず価格を抑えたシンプルモデルだ。
どちらもボディデザインはオフロードイメージを感じさせる無骨なスタイルで、イルミネーションのカラーは純正色に合わせて設定。起動時にはフロントマスクのイラストとロゴを組み合わせたアニメーションが現れ、音響チューニングやバックカメラのガイド線は最適にセッティング済みだ。
ビッグXシリーズはもともと業界トップレベルのナビ機能とエンタメ機能を搭載しているが、新たに『傾斜計』機能を追加。画面に車両のピッチング、ローリングの角度や加速度を示すグラフィックを展開するうえ、オーナーの心をくすぐる車種イラストの専用デザインも採用。オフロード走行の楽しさを演出してくれる。画面全体に表示するだけでなく、地図との2画面表示も可能だ。ちなみに従来モデルのデリカD:5、ハイエース、WR-V専用ビッグXにも同機能は追加され、2024年モデルのビッグXにはアップデートプログラムで対応する。
車種別のオープニングと最適化したバックガイド
そして車種専用モデルの強化も注目ポイントで、キャラバンに適合するモデルが一挙に登場。AV一体型ナビとしては『パーフェクトフィットビッグX11 PF11NX2S-CV-26-AM』(オープン価格/2025年1月発売)、ディスプレイオーディオとしては『パーフェクトフィットビッグDA PF11DA-CV-26-AM』(オープン価格/2025年1月発売)が用意されており、いずれも市販モデル最大を誇る11型WXGAディスプレイを搭載。しかもインパネと一体化するような自然なデザインで、上質感もたっぷり味わえる。もちろん車種専用機能が充実し、フロントマスクとロゴをデザインしたオープニングアニメーション画面、アルパインのエンジニアによる音響セッティング、最適に調整済みのバックカメラガイド線などを搭載。さらに純正インテリジェントアラウンドビューモニターの表示にも対応している。
また、後席モニターのリアビジョンを天井に違和感なくフィットさせることができる『12.8型リアビジョン取付けキット KTX-N120RV-CV-26VG』(2万9700円)を用意。高画質・大画面で好みのエンタメソースを存分に楽しめる、高品位なシステムを構築できる。
サウンド面では2つのシステムをラインナップ。『OPTMサウンドシステム OPTM8-CV』(21万7800円/2025年1月発売)は5cmルーフスピーカー、16.5cmドアウーファー、8チャンネルDSPアンプなどをパッケージしているもの。独自の音響調整機能により奥行と広がりのあるサウンド空間を生み出し、専用アプリ(iPhone)による自動チューニングも行える。
『メティオサウンド MS-165-CV-26』(7万4800円)は5cmルーフスピーカー、16.5cmドアウーファーを組み合わせたもので、ルーフから降り注ぐサウンドによって、ロードノイズに負けない音楽再生を行う。音量調整可能なネットワークも付属する。