2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に

公開 : 2024.11.23 07:00

ガラパーティで各賞を発表

ドライビングを楽しんだ後は、メンバーたちはドレスアップしてホテルオークラ神戸でのガラパーティを楽しんだ。会長の開会挨拶に続き、ポルシェジャパン在籍時からポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンを支援してきたポルシェAGのマティアス・メナー氏のビデオレターが紹介された。

続いてホリデイのために駆け付けた、ポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長とマーケティング部の清水氏から、メンバーに謝意が述べられた。また第1回目のホリデイから参加しているアメリカの356レジストリーのケン・イトウ氏も登壇した。

神戸のメリケンパークで参加者全員揃って記念撮影。
神戸のメリケンパークで参加者全員揃って記念撮影。    前田惠介

ホテルオークラ神戸自慢の料理を楽しんだところで、各賞の発表が行われた。注目のコンクール・デレガンスの大賞は、関東支部のメンバーが所有する1963年ポルシェ 356B スーパー90が選ばれた。

このほか参加したメンバーが投票する人気投票の356Aクラスには今回参加した356の中で最古となる1953年ポルシェ 356プリAが受賞。356Bクラスは1960年ポルシェ 356B T-5、356Cクラスは1964年ポルシェ 356SCがそれぞれ1位を獲得した。

続いて協賛をいただいたポルシェAGを始め、ポルシェジャパン、ミシュランからのプライズと商品が授与されたほか、様々な特別賞や神戸ホリデイ特別功労賞が運営スタッフに贈られた。

2日目はツーリングと美食を堪能

356ホリデイの2日目は、神戸から丹波篠山市を経て加東市から有馬温泉に至る101kmのツーリングが用意された。阪神高速と中国道、舞鶴若狭道を利用し、郊外はオープンロードで356のドライブを堪能した。

この日の最終目的地は、神戸の奥座敷として親しまれている有馬温泉とされた。有馬温泉の中で老舗となる元湯 古泉閣でランチを楽しんだ。

2日目のゴールは有馬温泉の老舗である元湯 古泉閣とされた。
2日目のゴールは有馬温泉の老舗である元湯 古泉閣とされた。    前田惠介

今回は関東や中部エリアなど遠方からの参加者が多いことから、帰路の渋滞を考慮して13時過ぎに解散となった。メンバーは次回のホリデイでの再会を約束し、楽しかった2日間の思い出を胸に帰途に着いた。

次回の356ホリデイは2年後の2026年に関東支部の担当で開かれる。2026年はクラブ設立50周年を迎え、356ホリデイも20回目となりクラブとして記念すべき年となる。詳細は未定だが、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京が利用されることが予告された。また50周年イベントとなることから、100台以上の参加を目指しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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