コンパクトなのに “いかつい” 新SUVが登場! 改良で大胆イメチェン キア・スポーテージ実車公開

公開 : 2024.11.26 18:05

キアはコンパクトSUV「スポーテージ」の改良新型を米LAオートショーで一般公開した。虎にインスピレーションを得た堂々としたデザインを採用し、インテリアもアップグレードされた。

堂々としたデザインのコンパクトSUV

キアは、米国で開催されている「LAオートショー」において、改良新型「スポーテージ」の実車を公開した。

スポーテージは韓国、米国、欧州などグローバルに販売されているコンパクトSUVで、現行型の第5世代は2021年にデビューした。今回の改良では、内外装デザインを大きく変更し、パワートレインも一部強化した。

LAオートショーで一般公開された改良新型キア・スポーテージ
LAオートショーで一般公開された改良新型キア・スポーテージ    AUTOCAR

エクステリアとしては、縦型のヘッドライトと長方形のフロントグリルを採用し、リアライトとリアバンパーも新しいデザインへと切り替えられた。全体的に、キアのEV専用モデルシリーズであるEV3、EV6、EV9に近い雰囲気となった。

インテリアでは、12.3インチの曲面インフォテインメント・タッチスクリーンに、キアの車載オペレーティングシステム(OS)である「ccNC」のアップデート版が搭載されている。新しい2本スポークのステアリングホイールと、フルワイドのLEDムードライトも特徴だ。

また、Bピラーとドアパネル周辺に遮音材を追加するなど、静粛性の向上も図った。

パワートレインは、これまで通り1.6Lターボガソリンエンジンを中心に、複数のバージョンが用意される。マイルドハイブリッドモデルでは、従来の7速DCTから8速ATに変更された。

ハイブリッド(ストロングハイブリッド)モデルには6速ATが引き続き採用されているが、電気モーターの出力が5ps向上し、よりスムーズな加速を実現したという。

回生ブレーキのレベルはステアリングホイールの後ろにあるパドルで調整可能だ。後部座席の子供の車酔いを最小限に抑えるため、パワーデリバリーをさらに滑らかにするドライブモード「インファント(幼児)」も用意されている。

記事に関わった人々

  • チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事