【気づけばビートル越え】フォルクスワーゲン9世代目の新型パサート 計7グレード展開にて販売開始
公開 : 2024.11.26 17:45
フォルクスワーゲンは9世代目となる新型「パサート」の販売を開始しました。1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るロングセラーモデルで、伝説的なベストセラー「ビートル」を超える3400万台を既に販売しています。
9世代目となる新型
フォルクスワーゲンは、今年9月から予約注文を受付していた9世代目となる新型「パサート」の販売を開始した。
「パサート」は1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るロングセラーモデルで、フォルクスワーゲンの伝説的なベストセラー「ビートル」を超える3400万台以上が販売されてきたと彼らはいう。
新型モデルのグレードは、”トラベルアシスト”やレーンキープアシストシステム”レーンアシスト”、 レーンチェンジアシストシステム”サイドアシストプラス”などの最新の運転支援システムをすべて標準装備とした「エレガンス・ベーシック」(1.5eTSIのみ)をエントリーグレードに設定し、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム”ディスカバープロマックス」やヘッドアップディスプレイを標準装備した「エレガンス」、そして専用エクステリアを身に纏い、専用シートや19インチアルミホイールを装着した「Rライン」の3グレードを設定し、計7グレード展開となる。
グレード構成とメーカー希望小売価格(税込)
524万8000円/eTSI エレガンス・ベーシック1.5L eTSI(150ps)/7速DSG/FWD
553万円/eTSI エレガンス1.5L eTSI(150ps)/7速DSG/FWD
576万4000円/eTSI Rライン1.5L eTSI(150ps)/7速DSG/FWD
622万4000円/TDI 4モーション・エレガンス2.0L TDI(193ps)/7速DSG/4WD
645万8000円/TDI 4モーションRライン2.0L TDI(193ps)/7速DSG/4WD
655万9000円/eハイブリッド・エレガンス1.5L eTSI PHEV(150ps)/6速DSG/FWD
679万4000円/eハイブリッドRライン1.5L eTSI PHEV(150ps)/6速DSG/FWD
ワゴンボディ専用モデル
9世代目となる新型「パサート」は主要マーケットである欧州市場のトレンドにより、ワゴンボディ専用モデルとなり、従来のMQBアーキテクチャーの進化版であるMQB evoアーキテクチャーを採用することにより、多くの最先端技術を採用することに成功したという。
従来のアダプティブシャシーコントロール“DCC”は、”DCC Pro”へと大幅な機構的進化を遂げ、新次元の快適性を実現するとフォルクスワーゲンは述べている。
アダプティブシャシーコントロール”DCC”は、ボリュームセグメント初となる2バルブ独立制御式の”DCC Pro”へと進化し、従来の機構では不可能だった複雑な制御を実現。
内部構造は伸び側/縮み側が独立したオイル回路となっており、それぞれ減衰力をコントロール出来ることが特徴で、新型ではこの技術を用いることで、本来相反するダイナミックな走行と快適な乗り心地を、これまでにない高いレベルで両立。スポーツモードではフォルクスワーゲンらしい軽快なハンドリングを、コンフォートモードでは快適なフラットライドを実現すると彼らは語る。
さらに、”DCC Pro”は電子制御ディファレンシャルロック(XDS)を高度に協調制御する”Vehicle Dynamics Manager”と組み合わされ、走行状況に応じて4輪独立で可変制御することで、定評あるフォルクスワーゲンの正確なステアリングレスポンスは、さらなる高次元へと達していると説明。
パワートレインは1.5L eTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、2L TDIクリーンディーゼルにフルタイム4WDシステム4モーションの組み合わせに加えて、大幅にEV航続距離を伸長させたプラグインハイブリッドのeハイブリッドをラインナップしている。